
今回は、今さらにはなりますが、"WordPress(ワードプレス)とは何か?"について解説していきます。
WordPressを利用される方の中には、"Web制作ツールとしてWordPressを利用する方"と"ブログツールとしてWordPressを利用される方"がいます。
前者の場合はWeb制作者やWeb制作会社、後者はアフィリエイターやブロガーなどの利用方法ですね。
私の場合、元々Web制作会社でWeb制作者として利用しており、今はアフィリエイターになりブログツールとして利用しています。
なので、両方の立場からWordPressについて解説していきます。
WordPressを使ってこのようなWebサイトを構築できます!
- アフィリエイトサイト
- 個人ブログ
- メディアサイト
- ニュースサイト
- 会社サイト、店舗サイト
- 商品、サービスの紹介・販売サイト
- ECサイト(WooCommerce利用)
- 会員制サイト・オンラインスクール
- ポートフォリオサイト
などなど、とにかくWordPressは様々な場面で利用することができるツールです。
WordPressについて詳しく知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

こちらの記事は、プログラミング・Web制作歴15年以上、ブログ歴10年以上のプログラマーが書いています。
プライベートでも仕事でも多くのレンタルサーバーを利用してきた経験から、サーバーに関する豊富な知識をもとに書いています。
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コンテンツ
- 1 WordPressとは?【結論を先にお伝えします】
- 2 日本はWordPress大国!国内シェアは驚異の83%
- 3 WordPress.orgとWordPress.comの違い【初心者は要注意!】
- 4 WordPressの特徴・メリット
- 5 WordPressが向いているWebサイト・向いていないWebサイト
- 6 WordPressをおすすめする理由(人気の理由)
- 7 WordPressと他のCMSを比較
- 8 ブロックエディタ(Gutenberg)とフルサイト編集(FSE)
- 9 WordPressの最新動向【2026年版】
- 10 HTML、CSS、JavaScript、PHPの知識は本当に要らない?
- 11 WordPressのセキュリティ対策
- 12 WordPressは本当に無料?費用の内訳を解説
- 13 レンタルサーバーを利用する際のポイント
- 14 WordPressの学習環境
- 15 WordPressに関するよくある質問(FAQ)
- 16 最後に
WordPressとは?【結論を先にお伝えします】
WordPress(ワードプレス)とは、PHPとMySQLで構築された世界シェアNo.1のオープンソースCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)です。
WordPressは「ワードプレス」と読み、ざっくりと言えば、ホームページやブログを作成するための無料ツールです。
HTML、CSS、プログラミングの知識が無くても、ホームページの内容を更新することもできます。
CMSと呼ばれるシステムに分類され、HTMLやCSSだけでなく、写真や文章なども一括して管理できる非常に便利なツールです。
WordPressは、原則、無料で利用することができます。
※「原則」と記載している理由は、あとで説明します。
WordPressの最大のメリットは、豊富なテーマとプラグイン!
また、WordPressの最大の特徴は、テーマとプラグインが世界中の有志によって豊富に作成されている点です。
フリーで利用できるテーマも多く、自由に着せ替えられるので、「このデザイン飽きた!」となれば、簡単にデザインを変更することも出来ます。
現在、WordPress公式サイトには30,000以上のテーマが登録されています。
プラグインを上手に利用することで、簡単に、自分のWebサイトをより使い易く、魅力的なものに改良できます。
現在、公式ディレクトリに登録されている無料プラグインだけでも61,000以上あります。
※テーマとプラグインについては、あとでもう少し詳しく説明します。
それでは、もう少し説明していきます。
↓
WordPressは、2003年にMatt MullenwegとMike Littleによって公開されたオープンソースのシステムです。
元々は、今のようなCMSツールではなく、単なるブログツールとして開発されていました。
ですが、今では様々な改良を加えられて進化し、ブログに限らず、会社サイトや求人サイト、商品の販売サイトなど、様々なホームページを構築できるようになりました。
さらに、収益化の為のアフィリエイトサイトでもよく利用されており、今やアフィリエイターには必須のツールとなりました。
WordPressは、世界で最も利用されているホームページ作成ツール
また、現在、世界中で最も多く使われているホームページ作成ツールです。
さらに、全世界で使用されるCMSの中でも、"約59.9%"がWordPressです。
<出典>W3Techs
すごい数のWebサイトがWordPressで作られていますね。
実際、日本国内でも、個人だけでなく大手企業も多く利用しており、今やWordPressはインフラと言ってもいいくらいに普及しています。
また、自治体や政府機関、政治家の個人サイトなど、公的なWebサイトでも利用されています。
WordPressで構築された有名サイトをいくつか例に挙げると、
アメリカのホワイトハウス、ソニーミュージック、Time Magazine、Meta(Facebook)のニュースルームなどがあります。
このような権威のあるWebサイトまでもがWordPressで組まれていることからも、非常に優秀で、如何にWeb制作の現場には欠かせないシステムであるかが分かると思います。
DrupalからWordPressに切り替えられた時には、Drupal使いの友人が、お客さんに提案する時に、「ホワイトハウスもDrupalで構築されているんですよ。」という文句を使えなくなったと嘆いていました。
古い話ですが。
日本はWordPress大国!国内シェアは驚異の83%
世界でのWordPressの普及率も驚きですが、実は日本はWordPressの普及率が世界トップクラスの「WordPress大国」です。
- 日本のWebサイト全体の約58.5%がWordPressで構築されている(世界平均は約42.5%)
- 日本のCMS利用サイトの約83%がWordPress(世界平均は約60%)
<出典>W3Techs / State of the Word 2024
なぜ日本でこれほどWordPressのシェアが高いのか?
いくつかの理由が考えられます。
日本でWebサイトやブログを運営するなら、WordPressを選んでおけば情報・テーマ・サポートの面でまず困ることはありません。
WordPress.orgとWordPress.comの違い【初心者は要注意!】
WordPressを始めようとすると、多くの方が混乱するポイントがあります。
それが、「WordPress.org」と「WordPress.com」の違いです。
これ、初心者が一番間違えやすいポイントです!必ず理解しておきましょう!
一般的に「WordPress」と言えば、「WordPress.org」のことを指します。
「WordPress.com」とは全くの別物なので、注意してください。
| 比較項目 | WordPress.org(一般的なWordPress) | WordPress.com |
|---|---|---|
| 概要 | オープンソースの無料ソフトウェア。自分でサーバーにインストールして使う。 | Automattic社が運営するブログサービス。はてなブログやアメブロに近い。 |
| 費用 | ソフト自体は無料。サーバー代・ドメイン代が別途必要(月額1,000円前後~)。 | 無料プランあり。ただし制限が多く、本格利用にはビジネスプラン以上(月額数千円)が必要。 |
| 自由度 | 非常に高い。テーマ・プラグインを自由にインストール可能。 | 無料~安価なプランでは、プラグイン追加や外部テーマの利用ができない。 |
| 収益化 | 制限なし。アドセンス、アフィリエイト広告を自由に掲載可能。 | 無料プランでは自分の広告を掲載できない。WordPress.com側の広告が表示される。 |
| 独自ドメイン | 自由に利用可能。 | 無料プランでは「〇〇.wordpress.com」という形式になる。 |
| 管理・保守 | 自分でアップデートやバックアップを管理する。(ほとんどは自動化可能) | WordPress.comが自動で管理してくれる。 |
| おすすめの人 | ブログで収益化したい人、企業サイトを作りたい人、自由にカスタマイズしたい人 | とにかく手軽にブログを始めたい人、収益化は考えていない人 |
間違えて「WordPress.com」でブログを始めてしまい、あとから移行が必要になるケースが非常に多いです。
現在は、エックスサーバーやConoHa WINGなどのレンタルサーバーが「WordPress簡単インストール機能」を搭載しているので、わざわざWordPress.orgからダウンロードする必要もありません。
以降、この記事では「WordPress.org」(一般的なWordPress)について解説していきます。
WordPressの特徴・メリット
WordPressのメリット一覧
WordPressの特徴やメリットはこちらです。
- 基本、無料で利用できる(オープンソース)
- HTML、CSS、JavaScriptを書けなくても、ホームページを公開できる
- PHPとMySQL(MariaDB)を使って作成されている
- プラグインが充実している(61,000以上)
- テーマが豊富に揃っている(30,000以上)
- ブロックエディタ(Gutenberg)で直感的にページを作成できる
- ページの更新が簡単
- SEO対策を施しやすい
- WooCommerceを使えばECサイトも構築可能
- 世界中にコミュニティがあり、情報が豊富
正確には、「SEO対策を施しやすい構造になっている」という意味です。
SEO対策用のプラグインや、SEOを意識した有料テーマを上手く活用することが重要です。
WordPressのデメリット・注意点
メリットだけでなく、デメリットや注意点も知っておきましょう。
- セキュリティ対策が必要:世界中で利用されているため、悪意のある攻撃のターゲットになりやすい。定期的なアップデートとセキュリティ対策が必須。
- 定期的なメンテナンスが必要:WordPress本体、テーマ、プラグインのアップデートを定期的に行う必要がある。
- 表示速度に注意:プラグインを入れすぎると、サイトの表示速度が遅くなる可能性がある。
- カスタマイズにはある程度の知識が必要:テーマをそのまま使うなら問題ないが、デザインを大幅に変えたい場合はHTML・CSSの知識が必要。
- サーバー費用がかかる:WordPress本体は無料だが、サーバー代・ドメイン代は必要。
ただし、上記のデメリットは、他のCMSやサイト作成ツールでも同様に当てはまるものが多いです。
デメリットを理解した上で適切に対策すれば、WordPressは非常に強力なツールです。
WordPressが向いているWebサイト・向いていないWebサイト
WordPressが向いているWebサイト
WordPressは、ブログだけでなく、様々なWebサイトに向いています。
例えば、こういったWebサイトで利用されることが多いです。
- 会社サイト、店舗サイト
- アフィリエイトサイト
- 個人サイト(例えば、ポートフォリオ、趣味サイト、ブログ)
- メディアサイト、ニュースサイト
- 商品やサービスの紹介・販売サイト
- ECサイト(WooCommerce利用)
- イベントサイト
- 会員制サイト、オンラインスクール
※上記以外にも様々なWebサイトの構築に利用できます。
誰でも手軽に利用できるようになったことから、今では、個人ブログやアフィリエイトサイトは、ほとんどがWordPressを利用されています。
WordPressを使った日本の有名サイトについても、少し紹介しておきます。
■カカクコム http://corporate.kakaku.com/
■美的.com https://www.biteki.com/
■浦和レッドダイヤモンズ http://www.urawa-reds.co.jp/?i=1
■さいたまスーパーアリーナ https://www.saitama-arena.co.jp/
■ガジェット通信 https://getnews.jp/
■東京藝術大学 https://www.geidai.ac.jp/
WordPressが向いていないWebサイト
WordPressは、小規模~大規模なWebサイトまで構築することができます。
ですが、こういったWebサイトの構築には不向きです。
- 複雑な検索機能が多数付いているようなWebサイト。
※プログラマーであれば、オリジナルで組んだ方が早いです。 - 超大規模なWebサイト
あまりにも規模が大きくなりすぎると、Webサイトの表示速度に影響が出る可能性もあります。
※利用するサーバーである程度カバーはできますが。 - リアルタイム性が求められるWebアプリケーション
チャットアプリやゲームなど、リアルタイム通信が必要なものは別のフレームワークが適しています。
上記のようなWebサイトを組めないわけではないです。
実際、WordPressを利用して複雑な検索機能を付けているWebサイトもあります。
データベースなどを上手くチューニングして、大規模なWebサイトの運用を行っている方もいます。
ですが、上記のようなWebサイトの場合には、基本的にはオリジナルで設計して構築することをおすすめします。
投稿可能な記事数
これは、サーバーや利用方法、Webサイトへのアクセス数などにより大きく変わってくるので、限定するのは非常に難しいです。
以前は、500記事くらいが限界と聞いたこともあります。
ですが、現在は、レンタルサーバーのスペックも上がっています。
格安の低スペックサーバーでなければ、500記事くらいであれば余裕で動作します。
それでも、余裕で動作しており、その程度であれば問題なく動作します。
↓
■Webサイトの内容:不動産サイト
■使用しているサーバー:さくらのVPS
それに、MySQLに詳しい方であれば、設定をチューニングするなどすることで、大規模サイトでも十分に動作はします。
※とはいえ、超大規模なWebサイトになってくると、データベース設計も含めオリジナルで組むのがおすすめです。
WordPressをおすすめする理由(人気の理由)
WordPressは、Web制作ツールとして非常に優秀でおすすめです。
世界中で多くの方が利用されており、とても人気のツールです。
そこで、WordPressを利用するおすすめの理由をまとめておきます。
テーマの多さ
まず、テーマとは、以下のようなものになります。
テンプレートと呼ぶ方もいて、既存テーマを利用することで、お気に入りのデザインで簡単にホームページを公開することができます。
WordPressには、無料、有料を問わず、驚くほど多くのテーマが存在します。
圧倒的に人気のあるツールの為に、世界中で多くの制作者の方が公開してくれています。
その為、豊富なテーマの中から好きなデザインのものを選んで、Webサイトを公開することが出来ます。
WordPress公式サイトに登録されている無料のテーマは、以下から検索できます。
https://ja.wordpress.org/themes/
※公式サイトに登録されていないテーマも多く存在します。
もちろん、HTML、CSS、PHPの知識があれば、自分で一からテーマを作成することも出来ます。
私自身もWeb制作会社で働いていた頃には、お客さんのWebサイトのデザインに合わせてオリジナルでテーマの作成を行っていました。
さらに、公開されている既存テーマをカスタマイズして、自分好みに作り変えることも出来ます。
また、稀にですが、検索順位に影響が出るといった可能性もあります。
その為、途中でテーマを変更する場合には、上記のようなことには注意してください。
プラグインの多さ
テーマと同様に、プラグインも非常に多く公開されています。
WordPressにはデフォルトでは備わっていない機能も多く、それらを、プラグインを使うことで誰でも簡単に補うことができます。
もちろん、全ての機能がデフォルトでWordPressに備わっていると便利です。
ですが、それだと人によっては必要のない機能も多くなり、WordPress自体が非常に重くなってしまいます。
その為、プラグインというものを使って、必要な機能だけを追加出来るのがWordPressの大きな特徴の一つです。
例えば、お問い合わせフォームや目次機能、記事複製機能などを追加することもできます。
また、セキュリティ対策、SEO対策、高速化などに関わるプラグインも非常に人気です。
他にも、様々な機能を持ったプラグインが数多く公開されています。
そのため、欲しい機能をプラグインでカバーできる場合が多いので、非常に助かります。
因みに、プラグインは、有料で販売されているモノもありますが、大半が無料で公開されています。
SEOに有利
WordPressは、SEOにとても有利に作られていると言われています。
※これは、GoogleのSEO担当者も認めていることです。
ただ、この「SEOにとても有利」というのは、WordPressを使っておけばSEO対策はOKということではありません。
何もしなくてSEOに強くなるという訳ではなく、SEO対策を施しやすい!という意味で、SEOに強いと言われています。
有料テーマになると、既にSEO対策を施されているものが多いです。
それに、SEO対策の為に作成されたプラグインも多く存在します。
さらに、WordPressは記事投稿が簡単なので、コンテンツをどんどん増やしていくことも可能です。
既存のテーマや便利なプラグインを上手く活用し、あとは、記事作成の手間さえ惜しまなければ、誰でも、自分の記事をGoogleの検索ランキング上位に持ってくることが可能です。
もちろん、記事作成の際にも、例えばHタグなどを上手に使って、SEOを意識することが大切です。
WordPressのSEO対策について詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてチェックしておきましょう。
WooCommerceでECサイトも構築可能
WordPressの強みはブログやコーポレートサイトだけではありません。
WooCommerceというプラグインを利用すれば、本格的なECサイト(ネットショップ)も構築できます。
全世界で465万以上のライブECサイトがWooCommerceで運営されています。
Shopifyに次ぐ(一部の統計ではShopifyを上回る)規模で、特にカスタマイズ性の高さが魅力です。
WordPressで構築したサイトに、WooCommerceをインストールするだけで、商品管理・カート・決済・配送管理などのEC機能を追加できます。
コンテンツマーケティング(ブログ)とECを一つのサイトで運営できるのが大きな強みですね。
情報量の多さ
インターネット上には、WordPressのインストール方法から、カスタマイズ方法、ノウハウなど非常に多くの情報が公開されています。
SEOに強いテーマや便利なプラグインの紹介記事も、無数に公開されています。
それに、書籍も多く販売されているので、Web制作者が独学で学習するのには全く困りません。
もちろん、アフィリエイターやブロガーの方でも、トラブルが発生することはあります。
その場合でも、自分で情報を検索して解決することが容易になっています。
コミュニティの充実
他のCMSと比べて一番の違いは、コミュニティが充実しているところです。
コミュニティが充実していることも、WordPressが人気の理由の一つではないかと思います。
それに、WordPressに関するイベント(WordCampなど)も頻繁に開催されているので、情報収集がし易い環境が整っています。
興味のある方は、実際にコミュニティやイベントに参加されると、面白いと思います。
ホームページの更新が簡単
WordPressを利用すれば、例えば、トップページの特定の場所に新着情報やお知らせなどを表示させるように設定することもできます。
会社情報やスタッフ紹介ページなどを編集できるようにしておくこともできます。
そうしておけば、管理画面上から記事を更新するだけで、最新の情報をすぐにユーザー側に公開することができます。
その為、HTMLやCSSなどの知識がない方でも簡単に情報を更新することができます。
また、管理画面側の操作も直感的に分かるようになっています。
多少WEBに慣れた方であれば、誰でも直ぐに使いこなせるようになると思います。
学習コスト
オープンソースで公開されているCMSには、他にもConcreteCMS(旧Concrete5)やJoomla、Drupalなど、素晴らしいツールは多く存在します。
私も実際に使ってみたことがあります。
それらも便利なツールですが、WordPressが一番少ない学習コストで習得できます。
もちろん、Web制作者としての学習コストだけではなく、運営者にとっても学習コストは少ないです。
WordPressの管理画面は使い勝手がよくて、少し触るだけで誰でも使いこなせるようになります。
その為、運営者自身の学習コストも少なくなります。
WordPressと他のCMSを比較
WordPressの立ち位置をより明確にするために、主要な競合CMSと比較してみましょう。
| 比較項目 | WordPress | Shopify | Wix | Squarespace |
|---|---|---|---|---|
| 種類 | オープンソースCMS | クラウド型EC特化 | クラウド型サイトビルダー | クラウド型サイトビルダー |
| 世界シェア | 約42.5% | 約5.1% | 約4.2% | 約2.4% |
| 費用 | ソフト無料+サーバー代 | 月額約$39~ | 無料プランあり(制限多) | 月額$16~ |
| カスタマイズ性 | 非常に高い | EC中心で限定的 | ドラッグ&ドロップで簡単だが制限あり | テンプレート依存 |
| SEO | プラグインで柔軟に対応 | EC向けSEOに強い | 基本的なSEO機能あり | 基本的なSEO機能あり |
| おすすめ用途 | ブログ、企業サイト、EC、メディア等あらゆる用途 | ECサイト専門 | 小規模サイトを手軽に作りたい | デザイン重視のポートフォリオ等 |
| 技術的知識 | なくても可(カスタマイズにはあると便利) | ほぼ不要 | 不要 | 不要 |
WordPressは、カスタマイズ性・拡張性においては圧倒的な優位性があります。
一方で、ShopifyやWixのようなクラウド型CMSは、「サーバー管理が不要」「すぐに始められる」という手軽さが魅力です。
自分の目的や技術レベルに合わせて、最適なツールを選びましょう。
ブロックエディタ(Gutenberg)とフルサイト編集(FSE)
WordPressを語る上で、今や欠かせないのがブロックエディタ(Gutenberg)です。
2018年にWordPress 5.0で導入されたGutenberg(グーテンベルク)は、WordPressの記事・ページ編集を大きく変えました。
Gutenbergでは、テキスト・画像・動画・ボタンなどを「ブロック」という単位で配置していく方式に変わりました。
ドラッグ&ドロップでブロックを並び替えたり、レイアウトを組んだりできるため、コーディング知識がなくても、より自由にページを作成できます。
さらに、WordPress 5.9以降ではフルサイト編集(FSE:Full Site Editing)が導入されました。
従来は、これらの編集にはPHPやHTMLの知識が必要でしたが、FSEに対応したテーマを使えば、管理画面上からビジュアルに編集できます。
WixやSquarespaceのようなクラウド型サイトビルダーが持っていた「ドラッグ&ドロップでサイト全体を構築する」機能に、WordPressも対応してきたということですね。
WordPressの最新動向【2026年版】
WordPressは常に進化し続けています。
2026年現在の最新動向をまとめておきます。
WordPress 6.8「Cecil」と6.9のリリース
- WordPress 6.8「Cecil」(2025年4月リリース):パフォーマンス最適化(Speculative Loading)、セキュリティ強化(bcryptパスワードハッシュ)、Style Bookの刷新、Data Viewsの改善など。
- WordPress 6.9(2025年12月リリース):リアルタイムコラボレーション機能(エディタ内でのコメント・共同編集)、アコーディオンブロック等の新ブロック追加、パフォーマンス向上(6.8比で2.8〜5.8%改善)。
年1回のメジャーリリースサイクルへ移行
2025年からWordPressは年1回のメジャーリリースサイクルに移行しました。
以前は年に2〜3回のメジャーリリースがありましたが、今後はより安定した開発サイクルになります。
セキュリティアップデートやバグ修正のマイナーリリースは引き続き随時行われます。
WordPress 7.0への期待
WordPress 7.0は2026年後半にリリースが予定されています。
Phase 3(コラボレーション)の本格展開が期待されており、Google Docsのようなリアルタイム共同編集機能がさらに強化される見込みです。
AI機能の統合
WordPressプラットフォーム全体でAI機能の導入が進んでいます。
Jetpack AIなどのプラグインを活用すれば、AIによるコンテンツ生成や翻訳、画像生成などが可能です。
今後、コアエディタ内でのAI支援機能がさらに充実していくと予想されます。
ヘッドレスWordPressという新しい使い方
海外を中心に、ヘッドレスWordPressという使い方が注目されています。
WordPress REST APIやGraphQL(WPGraphQL)を通じてデータを取得し、超高速なWebサイトを構築できます。
大規模メディアサイトやパフォーマンスを極限まで追求したいプロジェクトで採用が増えています。
日本国内ではまだ事例は少ないですが、今後注目の技術です。
HTML、CSS、JavaScript、PHPの知識は本当に要らない?
「HTML、CSS、プログラミングの知識が無くても」という言い方をしましたが、少し誤解があります。
アフィリエイトや個人ブログであれば、有料テーマを購入してそのまま利用される方が多いです。
ですが、既存テーマでも、デザインを自分好みにカスタマイズしたい場合には、HTML、CSSの知識は必要です。
多少のデザイン変更であれば、インターネットでHTMLやCSSについて調べれば、十分対応できます。
ですが、デザインへのこだわりが強いと、それなりに学習する必要があります。
その他にも、ホームページに様々な動きを付けたいのであればJavaScriptの知識が必要です。
特別な機能を追加したければ、PHPというプログラム言語の知識も必要になります。
ただし、これらのことは他のCMSツールを利用する場合でも同様です。
それに、使用するテーマやプラグインを利用することで、これらの問題を解決できる場合も多々あります。
まずは、インターネットを使って、以下のような情報を検索してみましょう。
- 欲しい機能がプラグインとして公開されていないか?
- 誰かがコピペ利用できるようにして、コードを公開してくれていないか?
WEBの世界で一番重要な能力は、検索力です!!
その点を理解しておいて貰えれば、WordPressの習得もより早くなると思います。
WordPressのセキュリティ対策
WordPressは、セキュリティの脆弱性を懸念されることがあります。
ですが、それは、本来はWordPressに限ったことではなく、世界中のほとんどのシステムにはセキュリティリスクが存在します。
ただ、WordPressに関しては、世界中で多くの方が利用されているため、悪意のあるユーザーから非常に狙われやすいです。
その為、しっかりと対策を取っておかないと、被害に遭う可能性があるので注意しておきましょう。
bcryptは、より安全なパスワード保護を実現するアルゴリズムです。
WordPress 6.8以降にアップデートした上でログインまたはパスワードリセットを行えば、自動的にbcryptで再ハッシュされます。
最低限、以下の設定は行っておいた方が良いです。
- 常に最新版にバージョンアップを行う
※自動バージョンアップは有効にしておきましょう! - パスワードを定期的に変更する
- パスワードには記号も含めるようにして、複雑なものを設定する
- セキュリティプラグイン(SiteGuard WP Plugin、Wordfenceなど)を導入する
- 使っていないテーマやプラグインは削除する
これらをやっておくだけでも、かなり安全に運用できます。
さらに、企業が運営する場合には、以下のような設定を行っておくのもおすすめです。
- 特定の場所以外から管理画面にアクセス出来ないようにする ※例えば、IPアドレスで管理画面へのアクセス元を制限
- 二段階認証を導入する
- ログインURLを変更する(デフォルトの/wp-admin/を変える)
- WAF(Web Application Firewall)を導入する
これらの対応を行っておけば、そうそう突破されることはありません。
WordPressに限らず、ITの世界においてセキュリティは永遠の課題です。
自身のWebサイトが被害を受けないように、各自でしっかりと意識して対策しておくことが一番重要です。
WordPressは本当に無料?費用の内訳を解説
"WordPressは無料で利用できる!"という話を聞いたことがあると思います。
実際、WordPress本体は、完全に無料で利用することができます。
ただ、有料テーマや有料プラグインを購入すると、その分の購入費は掛かります。
少なくとも、個人で有料プラグインを購入される方はほぼいません。
ただ、テーマに関しては、個人でも購入される方は非常に多いです。
他にも、WordPressを動作させるためのサーバーも必要ですし、ドメインも必要になります。
一応、無料サーバーと呼ばれるレンタルサーバーもありますが、あまりおすすめはしていません。
その為、基本的にレンタルサーバーやドメイン費用で、年間15,000円程度は掛かります。
WordPressの費用目安(用途別)
それでは、WordPressを運用するにあたっての費用の目安もまとめておきます。
| 費用項目 | 個人ブログ(目安) | 企業サイト(目安) | ECサイト(目安) |
|---|---|---|---|
| サーバー代 | 月額1,000円前後 | 月額1,000~3,000円 | 月額2,000~5,000円 |
| ドメイン代 | 年間1,500~3,000円 | 年間1,500~3,000円 | 年間1,500~3,000円 |
| 有料テーマ | 10,000~20,000円(買い切り) | 10,000~30,000円(買い切り) | 10,000~30,000円(買い切り) |
| 有料プラグイン | ほぼ不要 | 必要に応じて | 決済系プラグイン等 |
| 年間合計(目安) | 約25,000~40,000円 | 約35,000~70,000円 | 約50,000~100,000円 |
※有料テーマは初年度のみの費用です(買い切り型の場合)。
2年目以降はサーバー代+ドメイン代のみで運用できます。
また、WordPressを使ったサイト制作を外注すれば、その製作費も掛かります。
WordPress本体が無料なので、"外注しても制作費が安いだろう"と勘違いされる方もいます。
Web制作には、WordPress以外のコスト(デザインやコーディング費用など)も掛かります。
決して安い金額ではないので、注意しておきましょう。
それだけでも数万円は掛かるので、その程度であれば、自分で対応できるようになりましょう。
※Web制作全体を外注する場合には、初期設定も外注費用に含まれていると思います。
確かに、WordPress本体は無料です。
ですが、完全無料でホームページを作成出来る訳ではないので、注意してください。
※これは、WordPressを使わずにホームページを制作する場合でも同様です。
確かに、WordPressの学習コストは高くないです。
ですが、全く努力をしたくない、でも、お金は一切かけたくない!!というのでは、WordPress云々ではなく、ホームページ自体作成できません。
もし、お金を一切かけずにホームページを作成したいという方は、はてブロやアメブロなどの無料ブログでアカウントを開設して、ブログを書きましょう。
はてブロやアメブロも素晴らしいシステムです。
レンタルサーバーを利用する際のポイント
レンタルサーバーを利用してWordPressを始める場合には、共用サーバーを利用しましょう。
また、以下の点についてもチェックするようにしましょう。
- 利用しているWebサーバー(NginxかLiteSpeedがおすすめ)
- ストレージにSSDを採用しているか?(NVMe SSDならなお良し)
- ストレージ容量、転送量
- CPU、メモリ
- WAF(脆弱性対策ソフト)を利用できるか?
- 無料SSLを利用できるか?
- 自動バックアップ機能を搭載しているか?
- WordPressの簡単インストール機能を搭載しているか?
- PHPのバージョン(PHP8.1以上を推奨。PHP7.4はサポート終了済みです)
- HTTP/3に対応しているか?
もちろん、他にもチェックした方がいいポイントはあります。
ですが、取り合えず上記の内容を押さえておけば、WordPressも快適に運用することができます。
因みに、上記の内容を考慮した上でおすすめなのが、以下の5つのレンタルサーバーです。
WordPressの学習環境
WordPressの学習環境は非常に充実しています。
書籍
まず、多くの書籍が出版されていて、初心者向けのものから現場で利用できるものまで豊富に揃っています。
https://www.amazon.co.jp/s?k=WordPress
オンライン学習サイト・動画
オンライン上で基礎から学習できるWebサイトやYouTubeチャンネルも多く存在します。
有名なオンライン学習サイトをいくつか紹介しておきます。
■schoo(スクー)(無料で視聴できる講座もあり)
■Learn WordPress(WordPress公式の学習プラットフォーム。無料。英語メイン)
■YouTube(「WordPress 使い方」「WordPress 初心者」等で検索すれば、日本語の解説動画が豊富に見つかります)
WordPress公式ドキュメント
WordPress公式サイトにも充実したドキュメントがあります。
https://ja.wordpress.org/support/
日本語に翻訳されたドキュメントも多いので、困ったときにはまず公式サイトを確認してみましょう。
WordPressに関するよくある質問(FAQ)
最後に
WordPressは非常に素晴らしいシステムです。
今や、Web制作の世界では不動の地位を築いており、インフラと言っても過言ではないです。
特に日本では、CMS市場の約83%をWordPressが占めており、世界でもトップクラスのWordPress大国です。
2003年のリリースから20年以上が経過した現在も、ブロックエディタ(Gutenberg)やフルサイト編集(FSE)、AI機能の統合、リアルタイムコラボレーションなど、時代に合わせて進化し続けています。
WordPressが全てではないですが、ホームページを制作する上で、今やCMSは欠かせない存在になっていますね。
これからWeb制作について学ぼうとされている方、ブログを使って何かをしたい!という方には、非常におすすめのツールです。
ぜひ一度、WordPressに挑戦して頂ければと思います。
また、アフィリエイト向けのWordPressテーマも多く存在します。
WordPressは、アフィリエイターや個人ブロガーにもおすすめです。
収益化を目指してWeb制作を行いたい方も、ぜひWordPressに挑戦してみましょう。












