おすすめ記事
レンタルサーバーの種類について。共用、VPS、専用サーバーの違いを説明!

レンタルサーバーの種類について。共用サーバー、VPS、専用サーバーの違いを説明!

こちらの記事ではレンタルサーバーの種類についてまとめています。

レンタルサーバーとは、そのままですが「レンタルするサーバー」のことです。

一般的に、ブログやアフィリエイトの世界でレンタルサーバーと言えば「共用サーバー」を指していることが多いです。
ですが、主に「共用サーバー」「VPS」「専用サーバー」の3つを指してレンタルサーバーと言います。

こちらの記事では、レンタルサーバーを利用するメリットや、「共用サーバー」「VPS」「専用サーバー」の違いなどを中心に説明します。

どうしてレンタルサーバーを利用するのか?メリットは?

レンタルサーバーを利用する主なメリットは以下になります。

■サーバーを安く利用できる
■サーバーに関する専門的な技術力や知識が不要

レンタルサーバーを利用する一番のメリットと言えば「サーバー利用料の安さ」です。

レンタルサーバーとは逆に、世の中には自前でサーバーを構築して利用されている方(企業)もいます。

 

自前で構築したサーバーは「自社サーバー」などと言ったりするのですが、とにかくお金が掛かります。

サーバーマシン(サーバー本体)やラック、場所代、運用・管理費(人件費)などなど、とてつもない金額になります。

 

通常、「自社サーバー」は個人や中小企業で持てるようなものではなくて、「自社サーバー」を持てるのはお金のある組織や大手企業だけになります。
※もちろん大手企業でもレンタルサーバーを利用されていることも多いです。

そこで、我々のような個人や中小企業は、費用を抑えるためにレンタルサーバーを利用します。

 

また、「自社サーバー」を運用するには専門的な技術や知識が必要になります。

が、レンタルサーバーを利用することで、サーバーの運用はレンタルサーバー会社が行ってくれます。
※レンタルサーバーの種類によっては利用者自身で行うこともあります。

その為、我々はサーバーに関する専門的な知識がなくてもWEBサイトを運用したりシステム開発を行うことができるようになっています。

 

共用サーバー

共用サーバーとは、1つのサーバーを多くの利用者で共有して利用するサーバーになります。

例えば、エックスサーバーやミックスホスト、Conoha WING!、ロリポップなどは、この共用サーバーを提供しているサービスになります。

 

一人当たりの利用料を抑えるために多くの利用者で共有していることもあります。

その為、ストレージ容量にもある程度の制限がありますし、他の利用者の影響を受けることもあり得ます。

ですが、今の時代は共用サーバーのスペックもかなり上がってきています。

ストレージ容量もそこそこ割り当てられているので、よほど多くの写真を使用したりしない限り一杯になるということもありません。

 

【共用サーバーのデメリット】
■1台のサーバーを多くの利用者と共有している
■他の利用者の影響を受けることもある
■サーバーのカスタマイズ性が低い(例えば、あらかじめ用意されているバージョンのPHPしか利用できないなど)

【共用サーバーのメリット】
■利用料が安い
■サーバーの運用・管理を全てレンタルサーバー会社がやってくれる
■サーバーに関する専門知識が不要

 

専用サーバー

専用サーバーとは、共用サーバーとは逆に、1つのサーバーを1人で独占して利用できるサーバーになります。

 

その為、利用料金はそれなりに高くなります。

最低でも月額1万円はかかりますし、初期費用もかなり掛かります。

ただし、それでも「自社サーバー」を持つことに比べるとかなり費用を抑えることができます。

 

1つのサーバーを一人で独占するので、ある意味「自社サーバー」と変わりません。

ですが、レンタルサーバー会社も費用を回収しないといけないので、最低利用期間(1年以上)などの縛りがあることも多いです。

それが大きなデメリットの一つになります。

 

また、専用サーバーの場合には、PHPやWEBサーバー(NginxやApacheなど)、データベース(MySQL)などWEBサイトを表示するのに必要なミドルウェアのインストール・設定も利用者自身が行う必要があります。
※セキュリティ対策なども利用者自身で行う必要があります。

その為、専用サーバーは上級者向けのサービスになり、一般的にはブログガーやアフィリエイター向けのサーバーではありません。

【専用サーバーのデメリット】
■利用料が高い
■ミドルウェアを自分でインストールする必要がある
■サーバーに関する専門知識がないと運営できない

 

ただ、ミドルウェアを自由にインストールできるということは、それぞれのバージョンも利用者自身で決めることができます。

また、1台のサーバーを丸々利用できるのでストレージ容量も大きくて、他利用者の影響を受けないので処理速度も速くなります。

 

これらの点は専用サーバーを利用する際の大きなメリットとも言えます。

【専用サーバーのメリット】
■1台のサーバーを独占できる
■各ミドルウェアのバージョンを自由に決められる
■ストレージ容量が大きい
■他利用者の影響を受けない
■共用サーバーよりもスペックが高い

 

専用サーバーの注意点

専用サーバーはカスタマイズ性が高くて、共用サーバーと比べてスペックが高いのが特徴です。

ただし、利用の仕方次第ではオーバースペックになる可能性もあります。

 

場合によっては、共用サーバーでも十分なこともあります。

また、カスタマイズ性を重視する場合には、この後に説明するVPSでも十分なこともあります。

 

専用サーバーはかなり高額になるので、利用を開始する前によく考えるようにしましょう!

 

VPS

VPSとは「仮想専用サーバー(Virtual Private Server)」の略で、よく共用サーバーと専用サーバーのいいとこ取りをしたサーバーと表現されます。

というのも、VPSも共用サーバーと同様に1つのサーバーを複数の利用者で共有して利用します。

ただし、専用サーバーと同様にroot権限を与えられるので、ミドルウェア(PHP、Nginx、Apache、MySQLなど)を自由にインストールすることができます。

 

月額利用料も共用サーバーより少し高い程度で、初期費用の掛からないサービスもあります。

もちろん、ミドルウェアのインストールやサーバの運用には専門知識が必要になります。

 

ですが、料金を抑えることができて、かつカスタマイズ性の高いサーバーになっているので利用者の多いレンタルサーバーになっています。

 

各サーバを表で比較

  料金 スペック 運用・管理 カスタマイズ性
共用サーバー 安い 普通 かなり楽 低い
VPS 少し高い かなり高い かなり面倒 そこそこ高い
専用サーバー 高い かなり高い かなり面倒 かなり高い

 

まとめ

レンタルサーバーには、共用サーバー、VPS、専用サーバーがあります。

また、今回は説明しませんでしたが「クラウドサーバー」も、レンタルするという点ではレンタルサーバーとも言えます。

さらに、専用サーバーの中には「マネージド型」と呼ばれる、専用サーバーなのに面倒な運営などをすべてやってくれるサービスもあります。
例えば、さくらインターネットの「マネージドサーバ」なんかはサーバー1台を丸々独占できるのに、運用などは全てやってくれます。

サーバーを1台独占したけど、社内に技術者がいない場合や運用コストを抑えたい場合には便利です。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事