今回は、ドメインの前に付いているドメインエイリアスwwwのお話し!
WEBサイトを公開する際には、"ドメインにwwwは必要がどうか?"について説明します。
結論から言うと、"どちらでも問題ない"、でも、最近は、"新規オープンのWEBサイトではwwwを付けないのが一般的"、になります。
ドメインを取得して、WEBサイトを新しく作って公開を検討される際には、このwwwも気になるところだと思います。
ぜひ、当記事をチェックして頂ければと思います。
コンテンツ
URLにwwwは付けるべき?
普段、インターネットを使って情報を検索していると、多くのサイトに目を通す機会が多いと思います。
その際、URLにwwwが付いているサイトとwwwが付いていないサイトを見かけると思います。
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https://www.example.com/
そこで、今回は、以下の内容を中心にまとめていきます。
■wwwは付けた方がいいの?
■wwwあり、なしでSEO効果に違いはある?
■同一サイト内でwwwあり・なしのページが混ざていてもOK?
ドメインの前に付いているwwwは何?
まず、よくインターネット上で見掛けるWWWは「ダブリューダブリューダブリュー」と読みますが、正しくはWorld Wide Web(ワールド ワイド ウェブ)の略になります。
で、このWWW(World Wide Web)は、ざっくりと言ってしまうと、インターネット上にアップされている文章や画像などを閲覧する仕組みのことを言います。
※因みに、WWWのことをWEB(ウェブ)やW3と言う場合もあります。
では、URLにくっ付いている「www」は何か?というと、こちらはホスト名と呼ばれるものです。
つまり、サーバー(コンピュータ)に付けられた名前になります。
ホスト名は単なる名前でしかないので、本来は何でもいいです。
ですが、一般的には、上記で説明したWEB(ウェブ)を表す「www」が使用されることが多いです。
もちろん、このホスト名は省略することも可能です!
ドメインの前にwwwは付けた方がいいの?
ドメインの前にwwwを付ける・付けないは、どちらでも構いません。
というのも、wwwあり・wwwなしが、Gooleの検索順位には何の影響も与えないためです。
つまり、SEO効果はないので、あまり気にしすぎる必要はないです。
ただ、敢えて言うなら、"wwwは付けない方がいいかな!!"というのが私の意見です。
■URLは短くスッキリとさせたい
私は若くない世代の人間なので、WEBサイトのURLにはwwwが付いているのが一般的という感覚がありました。
ですが、最近は、wwwを付けずに新規オープンするWEBサイトが多いです。
"URLにwwwが付いているもの!"という考え方は、もう古いのかも・・・
と考えると、今の流行に合わせておく方がいいと考えています。
それに、wwwが付いていないと、URLがスッキリして見やすくもなります。
URL設計も、WEBサイトを公開する時には重要な作業で、URLを少しでもスッキリとさせるのは大切です。
wwwあり・なしのどちらかに統一すること!
最悪なのが、同じWEBサイトなのに、"wwwありのURL"と"wwwなしのURL"の両方にアクセスできてしまうことです。
例えば、トップページへのアクセスにおいて、「hrrps://www.example.com」へアクセスするユーザーもいれば、「hrrps://example.com」へアクセスするユーザーもいるという状態です。
さらに、同一WEBサイト内に、"wwwありのページ"と"wwwなしのページ"が混在しているのも良くないです。
例えば、会社概要ページのURLは、「hrrps://www.example.com/company/」とwwwが付いている。
なのに、スタッフページには、「hrrps://example.com/staff/」とwwwが付いていない、といった状態です。
wwwが付いているWEBサイトと付いていないWEBサイトは、別サイトとみなされる可能性もあるので、注意しましょう。
Googleはかなり進化しているので、実際には同じサイトと認識してくれているとは思いますが。
とは言え、URLが分散してしまうと、SEO上も決して良くないです。
その為、.htaccessなどを使って、必ずどちらかのURLに統一するようにしましょう。
wwwあり・なし自体は、SEOには全く関係しません。
ですが、URLを統一させるということは、1つのURLへGoogleの評価を集中させることができます。
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つまり、URLをwwwあり・なしのどちらかに統一させることで、SEO効果を期待できることにもなります。
因みに、URLを統一することを正規化と言います。
URL正規化の方法は、以下の記事にまとめています。
また、WordPressを利用している場合にも、wwwあり・なしの統一は行われています。
正規化が必要か分からないという方は、実際にwwwあり・なしの両方のURLへアクセスしてみてください。
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どちらかにリダイレクトされずに、両URLへアクセスできてしまう場合には正規化が必要です。
既存ドメインからwwwを取るのはNG
私個人は、WEBサイトにwwwは付けない方がいいと思っています。
だからと言って、既に"wwwありで運営しているWEBサイト"に関しては、絶対にwwwを取らないでください。
また、WEBサイトをリニューアルする際も同様で、以前からwwwありで運営していたのであれば、wwwありの状態をそのまま引き継いでください。
せっかく、Googleから得ていた評価を失いかねません。
もちろん、.htaccessを使って301リダイレクトさせておけばいいと言われるかもしれないです。
ですが、全てのページが正常に評価を引き継げる保証はなく、大幅なアクセス減の原因にもなるので、注意してください。
中古ドメインを利用する際も注意
アフィリエイトを行われる場合には、中古ドメインを使用される方も多いと思います。
その中古ドメインを利用する場合にも注意が必要です。
というのも、中古ドメインのメリットの一つが、既に得ているGoogleからの評価を引き継げるという点です。
ですが、それは、あくまで以前公開していたURLでの話です。
例えば、以前はwwwありで公開されていたのに、wwwなしで公開してしまうと、URLが変わってしまい意味がありません。
もちろん、逆のパターン(wwwなし→wwwありへの変更)も同様です。
中古ドメインを利用する際には、必ず、以前WEBサイトが公開されていた時の状態をチェックして、そのURLパターンも引き継ぐようにしましょう。
因みに、中古ドメイン販売屋さんであれば、wwwあり・なしについても、ドメイン毎の販売サイトに記載されています。
購入後に、中古ドメイン販売屋さんから送信されてくるメールにも、記載してくれています。
なので、中古ドメインの購入は、中古ドメイン販売屋さんがとてもおすすめです。
ドメインエイリアスとは何?
今回は、ドメインエイリアスについてもまとめておきます。
短くエイリアスとも言いますが、別々のドメインなのに、同一のWEBサイトを表示する仕組みのことを指しています。
例えば、wwwのことをドメインエイリアスと表現していることも多いと思います。
これは、「example.com」と「www.example.com」というサブドメインが同じWEBサイトを表示するように設定されているためです。
もし、メインドメインである「example.com」とサブドメイン「sub1.example.com」が同じWEBサイトを表示するように設定したとします。
この場合、「example.com」に対して「sub1.example.com」というドメインエイリアスを設定するイメージですね。
また、「example-a.com」と「example-b.com」で同じWEBサイトを表示させる場合、これもドメインエイリアスになります。
因みに、同じWEBサイトを表示させるというのは、「example.com」のサーバー領域にアップロードされているコンテンツを、「test.example.com」でもそのまま表示させているということです。
※「example.com」のホストの設定ファイルに対して、「test.example.com」をドメインエイリアスとして設定します。
仮に、「example.com」と「test.example.com」で別々にサーバー領域を設けて、さらに、同じコンテンツをそれぞれのサーバー領域にアップロードしているとします。
それは、ただ単に、同じコンテンツを表示させているだけの別サイトでしかありません。
因みに、サブドメインや別ドメインをドメインエイリアスとして設定する機会ってあるの?と思われかもしれないです。
滅多に発生しませんが、会社員として働いている時には、お客さんの都合で稀にこのような設定作業が発生していました。
ただ、別ドメインで全く同じコンテンツを公開していることになります。
同一コンテンツの問題もありますし、SEO上は、あまりいい事はないです。
最後に
今回は、ドメインエイリアスであるwwwについてまとめました。
WEBサイトをチェックしていると、ドメインの前に"wwwが付いているWEBサイト"と"wwwが付いていないWEBサイト"が混在していると思います。
wwwあり・なしは、SEOには影響せず、どちらで運用しても問題はありません。
ですが、私自身は、wwwなしの方がURLもスッキリするのでおすすめしています。
ただ、既にwwwありで運営を行っているWEBサイトの場合には、wwwありのままでの運営を続けてください。
また、wwwあり・なしの両方のURLへアクセスできるのもい状態ではありません。
必ずリダイレクト設定を行って、どちらかのURLへ統一するようにしましょう。
それに、URLを統一することで、1つのURLへGoogleの評価を集中させることができ、SEO効果も期待できます。