ここ数年、マルチプレイ可能なゲームに対応したサーバーもいくつか出てきました。
そこで、マイクラやARKなど人気ゲームの環境を簡単に構築できるVPSを紹介します。
人気ゲームをマルチプレイで楽しみたいという方は、ぜひチェックしてみましょう。
といっても、ゲーム専用サーバーは、実質「Xserver for GAME」と「ConoHa for GAME」の2つです。
今回は、この2つのサーバーの比較を中心に紹介します。
コンテンツ
Xserver for GAMEとConoHa for GAMEの比較
プラン・契約期間の選択肢で比較
「Xserver for GAME」も「ConoHa for GAME」も複数のプランが用意されていて、利用者が必要な環境を選びやすくなっています。
ただ、よりプラン数が多いのは「ConoHa for GAME」で、1GBのプランから利用することができます。
選べるプラン | |
---|---|
Xserver for GAME | 2GBプラン、4GBプラン、8GBプラン、16GBプラン、32GBプラン、64GBプラン |
ConoHa for GAME | 1GBプラン、2GBプラン、4GBプラン、8GBプラン、16GBプラン、32GBプラン、64GBプラン |
※テーブルが見切れる場合は、テーブルを左右にスワイプしてください。
また、契約期間についても、「ConoHa for GAME」の方がより柔軟に選択できるようになっています。
選べる契約期間 | |
---|---|
Xserver for GAME | 1ヶ月、12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月 |
ConoHa for GAME | 1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月 |
※テーブルが見切れる場合は、テーブルを左右にスワイプしてください。
「ConoHa for GAME」では"3ヶ月"と"6ヶ月"での期間の契約も可能ですね。
料金で比較
次は、「Xserver for GAME」と「ConoHa for GAME」の月額利用料金を比較してみます。
因みに、両サーバーとも初期費用は無料です。
1ヶ月 | 12ヶ月 | 24ヶ月 | 36ヶ月 | ||
---|---|---|---|---|---|
2GBプラン | Xserver for GAME | 1,150円 | 900円 | 870円 | 830円 |
ConoHa for GAME | 1,259円 | 721円 | 706円 | 681円 | |
4GBプラン | Xserver for GAME | 2,200円 | 1,800円 | 1,750円 | 1,700円 |
ConoHa for GAME | 2,408円 | 1,451円 | 1,428円 | 1,403円 | |
8GBプラン | Xserver for GAME | 4,400円 | 3,600円 | 3,400円 | 3,201円 |
ConoHa for GAME | 4,828円 | 2,909円 | 2,781円 | 2,649円 | |
16GBプラン | Xserver for GAME | 9,750円 | 7,800円 | 7,500円 | 7,200円 |
ConoHa for GAME | 10,721円 | 6,311円 | 6,142円 | 5,968円 | |
32GBプラン | Xserver for GAME | 22,100円 | 19,500円 | 19,000円 | 18,500円 |
ConoHa for GAME | 24,309円 | 15,788円 | 15,572円 | 15,347円 | |
64GBプラン | Xserver for GAME | 44,200円 | 39,000円 | 38,500円 | 38,000円 |
ConoHa for GAME | 48,618円 | 31,583円 | 31,563円 | 31,532円 |
※テーブルが見切れる場合は、テーブルを左右にスワイプしてください。
1ヶ月契約にした場合のみ「Xserver for GAME」の方が安いですね。
ただ、12ヶ月契約以上にすると「ConoHa for GAME」の方が安くなっています。
また、「ConoHa for GAME」の場合には"3ヶ月契約"と"6ヶ月契約"も可能になっており、料金面では利用しやすくなっています。
オプションで比較
次は、オプションを比較してみます。
両サーバー共にストレージ容量とイメージ保存容量の追加が可能になっています。
オプション | 料金 | |
---|---|---|
ストレージ追加 | Xserver for GAME | 200GB追加:2,750円/月 |
ConoHa for GAME | 200GB追加:3,025円/月 500GB追加:5,445円/月 | |
イメージ保存容量追加 | Xserver for GAME | 500GB追加:1,650円/月 |
ConoHa for GAME | 500GB追加:1,815円/月 |
オプションに関しては、「Xserver for GAME」の方が安いですね。
ただ、「ConoHa for GAME」の場合は、ストレージ容量500GBの追加も可能で、その点は大きいと思います。
また、「ConoHa for GAME」には「自動バックアップ」も用意されているので、その点もポイントですね。
スペックで比較
次は、スペックで比較してみます。
因みに、両サーバーとも、ストレージにはSSDを採用しています。
1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SSD | Xserver for GAME | - | 50GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB |
ConoHa for GAME | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB | |
メモリ | Xserver for GAME | - | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
Conoha for GAME | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | |
CPU | Xserver for GAME | - | 3コア | 4コア | 6コア | 8コア | 12コア | 24コア |
Conoha for GAME | 2コア | 3コア | 4コア | 6コア | 8コア | 12コア | 24コア |
2GBプランの場合のみ、「Xserver for GAME」のストレージ(SSD)が50GBなのに対して、「Conoha for GAME」は100GBあります。
その他に関しては、基本的に同じです。
2GBプランでの契約を検討される場合には、「Conoha for GAME」の方がお得ですね。
対応しているゲームテンプレートで比較
最後に、インストール可能なゲームテンプレートについて両サーバーを比較してみます。
ゲームテンプレート | |
---|---|
Xserver for GAME | ARK / Assetto Corsa / CS:GO / Factorio / Minecraft Forge / Minecraft JAVA版 / Minecraft 統合版 / Project Zomboid / Rust / Team Fortress 2 / Terraria(テラリア) / Unturned / Valheim / 7 Days to Die |
Conoha for GAME | ARK / ARMA 3 / Assetto Corsa / CS:GO / Factorio / Minecraft Forge / Minecraft JAVA版 / Minecraft 統合版 / Project Zomboid / Rust / Team Fortress 2 / Terraria(テラリア) / Unturned / Valheim / 7 Days to Die |
※ゲームテンプレートは、2023年6月22日時点で確認できたものになります。
ゲームテンプレートに関しては、ほぼ同じですね。
違いは、「Conoha for GAME」では「ARMA 3」のテンプレートが用意されている点だけです。
因みに、「Xserver for GAME」の方が新しいテンプレートの追加速度が速いです。
いずれ、「ARMA 3」のテンプレートも用意されるのではないかと思います。
比較のまとめ!現時点では「Conoha for GAME」の方がおすすめ!
料金面では、「Conoha for GAME」の方が安くなっています。
また、スペック面ではほぼ同じですが、2GBプランに関しては「Conoha for GAME」の方がストレージ(SSD)の容量が多いです。
オプションに関しても、「Conoha for GAME」の方が多く利用しやすくなっています。
さらに、「Conoha for GAME」の方がゲームテンプレートの種類も若干多いです。
総合的に考えて、現時点では「Conoha for GAME」の方がおすすめのゲーム専用サーバーになっています。
その他のおすすめVPS
さくらのVPS
さくらのVPSも利用料金が安く、しかも、上位プランになるとストレージ容量が1600GBとかなり大きくなります。
個人だけでなくビジネスでの利用も多く、古くから人気の老舗VPSサービスです。
それで、さくらのVPSでは、スタートアップスクリプトとして、「Minecraft(統合版)」と「Minecraft(Java版)」が用意されています。
マイクラをマルチプレイで快適に楽しみたいという方におすすめです。
KAGOYA CLOUD VPS(カゴヤジャパンのVPS)
カゴヤジャパンが提供するVPS「KAGOYA CLOUD VPS」も比較的低価格で利用できておすすめです。
自由度が高くて、遊びたいゲームを好きにインストールして楽しむことができます。
現時点で用意されているゲームテンプレートは、「Minecraft(Java版)」と「ARK」のみです。
その為、上記以外のゲームで遊びたい場合、サーバー初心者の方には向いていないです。
ただ、大容量のプランもありスペックも高いので、サーバーに関する知識のある方にはとてもおすすめです。
テンプレートを利用しなくても、利用者自身でゲームをインストールしてマルチプレイ環境を用意できると思います。
ゲーム専用サーバーのメリット
ゲーム専用サーバーのメリットについてもまとめておきます。
・初心者でも扱いやすい
・コスパが良い
やはり、ゲーム専用サーバーの一番のメリットは、遊びたいゲームのテンプレートを選ぶだけでマルチプレイ環境を構築できるところです。
申し込みが完了すると直ぐにゲームで遊ぶことができ、誰でも簡単に設定できます。
その為、専門的な知識が無くてもOKで、初心者でも扱えるところがポイントですね。
また、今回紹介したサーバーは、いずれもVPSになります。
VPSは高スペックで自由度も高く、料金も比較的安いというメリットがあります。
その為、コストパフォーマンスが高い点も大きなメリットになります。
最後に
今回は、マルチプレイが可能なゲーム環境を構築できるVPSについてまとめました。
現在、ゲーム専用サーバーとして販売されているサービスは「Xserver for GAME」と「Conoha for GAME」の2つです。
どちらも利用しやすく、スペックが高いのでコスパの良いサービスになっています。
ですが、現時点では「Conoha for GAME」の方が料金が安く、プラン・契約期間の選択肢多いです。
その点で、「Conoha for GAME」の方がおすすめです。
ただ、「Xserver for GAME」もどんどん進化しており、注目すべきサービスと言えます。
また、「さくらのVPS」や「KAGOYA CLOUD VPS(カゴヤジャパン)」のVPSでも「Minecraft」のテンプレートが用意されています。
「Minecraft」で遊びたい方は、この2つのVPSも含めて比較するのもありだとお思います。
マルチプレイ環境でゲームを楽しみたいという方は、ぜひチェックしてみましょう!