今回は、WordPressの人気プラグイン「Broken Link Checker」について詳しく解説します。
「Broken Link Checker」は記事内のリンク切れチェックを行える便利なプラグインです。
インストール方法から使い方まで詳しくまとめているので、ぜひ最後までお読みください。
こちらの記事では、おすすめのプラグインについてまとめています。
こちらの記事は、プログラミング・WEB制作歴15年以上、ブログ歴10年以上のプログラマーが書いています。
プライベートでも仕事でも多くのレンタルサーバーを利用してきた経験から、サーバーに関する豊富な知識をもとに書いています。
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WordPressプラグイン「Broken Link Checker」の設定から使い方を解説
サイト内にリンク切れが発生しても、検索順位には影響しません。
SEO上特に問題があるわけではありません。
ですが、ユーザービリティに影響します。
例えば、記事に貼ってあるリンクに飛ぶと、ページがなくなっていた・・・
なんてことはよくありますよね。
そうすると、せっかく訪問してくれたユーザーの心象も良くないです。
「正しいリンク貼っておいてよ・・・」なんて思われて、ユーザーが離脱するきっかけにもなりかねません。
それに、メンテナンスを行っていないWEBサイトと認識されると、ユーザーの信頼度も落ちますしね・・・
そのようなことにならない為に、サイト内へは正しいリンク先を設定しておく方が絶対にいいです。
そこで、WordPressを使ってサイトを構築されている方には、プラグイン「Broken Link Checker」でリンク切れが発生していないかのチェックをおすすめします。
今回は、そんな「Broken Link Checker」について詳しく解説していきます。
まずはインストール方法からです。
↓
Broken Link Checkerのインストール方法
まずは、「Broken Link Checker」のインストール方法から説明します。
WordPress管理画面の左カラムにある「プラグイン」をクリックしてください。
以下のような画面が開くので、画面左上にある「新規追加」をクリックします。
↓
プラグインの新規追加画面が開くので、画面左上にある検索ボックスに「Broken Link Checker」と入力してください。
このように、該当プラグインが画面上に出てきます。
「今すぐインストール」をクリックすると、「Broken Link Checker」のインストールが開始ます。
インストールが完了したら、「有効化」ボタンが表示されるので、クリックして有効化すればOKです。
↓
インストール済みのプラグイン一覧の中にも追加されていますね。
Broken Link Checkerの使い方
「Broken Link Checker」はインストールして有効化しておくだけで機能してくれます。
どのように機能するかも見ていきましょう。
まずは、管理画面左メニュー「設定」の中にある「リンクチェッカー」というリンクを開いてください。
↓
このような画面が開きます。
リンク切れが見つければ、画面上部に「xx個のリンクエラーを発見しました」と表示されます。
この「xx個のリンクエラーを発見しました」をクリックすると、実際に発生しているリンク切れの詳細を確認できます。
↓
「404 Not Found」「403 Forbidden」「接続に失敗しました」「サーバーが見つかりません」などと表示されていますね。
このように、リンク切れを発見してくれます。
また、マウスオンにすると「リンク切れを編集」「リンク解除」「リンクエラー出ない」「無視」「再確認」というリンクが表示されます。
それぞれ必要な対応を取ってください。
さらに、一覧画面の右側に「ソース」という項目があります。
そこに表示されているタイトルをクリックすると、該当記事の編集画面に遷移するので、編集ページでチェックしながら修正することも可能となっています。
とても使いやすいプラグインになっているので、ぜひ活用してみて下さい。
Broken Link Checkerの設定画面の使い方
管理画面左メニュー「設定」の中にある「リンクチェッカー」というリンクを開いてください。
↓
このような画面が開きます。
「一般」「含まれるリンクを探す」「チェックするリンクの種類」「プロトコル & API」「高度な設定」という5つのタブが表示されています。
それぞれのタブ画面の設定についても説明していきます。
ただ、「Broken Link Checker」はデフォルトの設定のままでも問題はないです。
面倒な方は、デフォルト設定のままにしておいてもOKです。
一般
ステータス
現在のリンクエラーについて通知される項目です。
各リンクをチェック
リンク切れのチェックを行う周期を設定します。
デフォルトは72時間(3日)ですが、7日くらいにしておいてもいいでしょう。
メールで通知
リンク切れが見つかった場合にメールで通知するかの設定を行います。
メール通知して欲しい方は、両方にチェックを入れておきましょう。
通知メールアドレス
上記で通知の設定を行った場合にメールを送信するメールアドレスです。
外部リンクの制御
「External Links」というプラグインのインストールを推奨しているだけです。
基本的にインストール不要ですが、興味のある方は一度インストールいてみて下さい。
リンクの調整
リンク切れが発生した場合に、「リンクエラー」や「削除されたリンク」に対して取り消し線を表示させます。
このような表示になります。
↓
また、「検索エンジンにリンクエラーをたどらせない」にチェックを入れると、リンク切れに対して「nofollow」を設定してくれます。
提案
リンク切れの修正時に、修正案を提案してくれます。
ですが、自分で適切なリンクに変更するはずなので、この項目はチェック不要です。
警告
発見されたエラーが「リンク切れ」ではなく、リンク先が一時的にアクセス不能になっている場合に「警告」として表示してくれます。
この項目はチェックを入れたままでOKです。
YouTube API キー
YouTubeのリンクチェックを行う場合に設定します。
設定する場合には、YouTube側でAPIキーを発行する必要があります。
投稿の更新日
リンク切れの修正を行った際に、記事の更新日も更新するかの設定になります。
含まれるリンクを探す
こちらの画面では、「含まれるリンクを探す」と「投稿のステータス」の2つの項目があります。
チェックする範囲を増やしすぎるとサーバーへの負荷が大きくなるので、必要最低限の設定にしておくことをおすすめします。
含まれるリンクを探す
リンク切れをチェックする画面の設定を行います。
デフォルトでは「コメント」「固定ページ」「投稿」にチェックが入っています。
他の画面もチェックを行う場合には、チェックボックスにチェックを入れておきましょう。
また、カスタム投稿タイプで画面を追加した場合も、こちらの画面に出てきます。
必要であれば、それにもチェックを入れておきましょう。
投稿のステータス
投稿記事のステータスを選択します。
「公開済み」の記事以外もリンクチェックを行う場合には、必要なものにチェックを入れておきましょう。
チェックするリンクの種類
リンクの種類
ここでは、「HTML リンク」「HTML 画像」「プレーンテキストのURL」にチェックを入れておけばいいです。
他の項目は、記事内にこれらのリンクを設定している場合にのみチェックを入れておきましょう。
プレーンテキストのURL:aタグを使わずに、ただURLを貼っている場合のみ
HTMLリンク:通常のaタグのリンク
除外リスト
特定の文字列を含むURLのみリンク切れチェックの対象外にします。
例えば、ドメイン名を登録していると、そのドメインのURLはチェックの対象外にしてくれます。
プロトコル&API
リンクチェックの手段
リンクチェックを行う場合の方法を設定します。
基本は、「基本的な HTTP」にのみチェックを入れておけばOKです。
「YouTube API」「MediaFire API」「RapidShare API」に関しては、これらのサービスを利用している場合にのみ設定しましょう。
高度な設定
タイムアウト
ココに設定した秒数を超えてもページを読み込めない場合には、リンクエラーと判断します。
デフォルトは30秒に設定されていますが、通常は読み込みにそんなに掛かりません。
もっと短い秒数でも構いません。
リンクモニター
「ダッシュボード表示中に継続して実行する」にチェックを入れると、管理画面ログイン中にもリアルタイムでリンクチェックを行ってくれます。
また、「バックグラウンドで1時間ごとに実行する」にチェックを入れると、管理画面ログイン中にバックグラウンドで1時間おきにリンクチェックを行います。
リンクチェックの頻度を増やすと、サーバーへの負荷が増えるだけです。
「一般」タブの「各リンクをチェック」をチェックで、時間設定を行っています。
その為、どちらもチェックは不要です。
ダッシュボードのウィジェットを表示
リンクチェックの結果をダッシュボードに表示させる場合の設定項目です。
ダッシュボードへの表示不要であれば、「誰にも表示しない (ウィジェットを無効化)」にチェックを入れておきましょう。
リンクに表示する操作
これはデフォルトのままでOKです。
チェックを入れている項目がリンクエラー画面に表示されます。
↓
最大実行時間
一度のリンクチェックでプログラムが実行される最大時間を設定します。
記事内に大量のリンクを貼っている場合には、最大時間を大きくしてもOKです。
ですが、基本はデフォルトのままにしておいて、様子を見ながら設定を変更するのをおすすめします。
サーバー負荷の制限
ここに設定したサーバー負荷を超えると、リンクチェック処理が停止します。
数値を上げるとサーバーへの負荷が増えるので気を付けてください。
デフォルトのままでも負荷が大きい場合には、逆に数値を下げることもおすすめします。
「現在の負荷」にどのくらいの負荷が掛かっているかを表示してくれるので、個々の数字を見ながら考えていきましょう。
リソース使用率の目標値
リンクチェック時に使用するCPUなどの使用率を設定する項目です。
ここでリソースを使いすぎるとサーバーへの負荷が増えます。
デフォルトの25%のままでOKですが、個人的には10%とや15%くらいにまで減らしてもOKです。
ログの保存
リンクチェック時のログを保存するかどうかの設定を行う項目です。
個人的には不要なので設定しませんが、ログを残したいという方はチェックを入れてください。
ログファイルの場所
上記でログを保存する場合の、ログファイルの保存先を指定します。
ここはデフォルトのままでOKです。
ログファイル消去スケジュール
ログファイルを消去する
デフォルトは「Never」にしておくと、ログファイルの削除は行われません。
もし定期的に削除したい場合には、Never以外を選択してください。
再確認
リンクチェックを手動で再実行できるボタンです。
ただ、過去のリンクチェックの結果データも削除してしまうので、基本的に「すべてのページを再確認」はクリックしない方がいいです。
WordPressプラグイン「Broken Link Checker」のまとめ
こちらの記事では、WordPressプラグイン「Broken Link Checker」について詳しく解説しました。
「Broken Link Checker」は、サイト内のリンク切れを見つけ出してくれる非常に便利なプラグインです。
サイト内のリンク切れは、SEO上は問題ありません。
ですが、ユーザービリティの低下やサイトへの信頼性の低下を招きかねません。
記事が増えてくると、自分で全ページのリンク切れのチェックは時間が掛かりすぎます。
「Broken Link Checker」を使うことで作業時間の短縮にもなるので、便利なプラグインは存分に活用していきましょう!