
今回は、新しくリリースされた無料で利用できるレンタルサーバー「シン・クラウド for Free」についてまとめました。
実際に使ったみた感想などもまとめているので、「シン・クラウド for Free」に興味ある方はチェックしてみましょう。
因みに、結論だけまとめておくと、「シン・クラウド for Free」は、独自SSLを使えるようになり、ストレージ容量も10GBになりました。
広告表示もなくなりました。
それにより、独自ドメインを使ったWordPressでのWEBサイト運用も問題なく行え、小規模であればアフィリエイトサイトでも利用できます。
また、小規模な会社サイトや店舗サイトであれば、問題なく動作します。
ただし、メールアドレスの発行が行えず、メールも一緒に使いたいという方にはおすすめできないです。
・広告が表示されない
・小規模であれば、アフィリエイトサイトや会社サイト・店舗サイトでも利用可
・メールアドレスを使えないので、その点はデメリット
中規模以上のWEBサイト運営やメール機能が必須という方には、「シン・クラウド for Free」はおすすめできません。
有料のシン・レンタルサーバーを検討しましょう。
コンテンツ
シン・クラウド for Freeについて
シン・クラウド for Freeとは
「シン・クラウド for Free」とは、エックスサーバー株式会社提供する完全無料で利用できるレンタルサーバーです。
いわゆる無料サーバーの一つで、エックスフリーの後継となるサーバーサービスです。
エックスフリーとの大きな違いは、やはり独自SSLを利用できるところです。
それにより、WEBサイト全体をHTTPS通信にすることができ、SEO的にも有利になります。
また、エックスフリーのように広告が表示されることもなく、かなり使い勝手がよくなりました。
もちろん、独自ドメインもデータベースも利用することができ、WordPressの利用も可能です。
ストレージにはSSDを採用しており、容量10GBとなっているので、低品質な格安サーバーよりもスペックも機能も上になっています。
スペック・機能(エックスフリーとの比較あり)
「シン・クラウド for Free」の主なスペックや機能については、以下の表にまとめておきます。
旧サービスのエックスフリーについて一緒にまとめておきます。
気になる方は、比較しながらチェックしてみましょう。
シン・クラウド for Free | エックスフリー | |
---|---|---|
ディスク容量 (SSD) | 10GB | 1~2GB |
独自ドメイン | 10個 | 5~10個 |
サブドメイン | 50個 | 50個 |
無料独自SSL | 〇 | × |
データベース数 | MariaDB10.5 最大5個 | MySQL5 最大5個 |
データベース容量 | 500MB | 50~100MB |
WordPress 簡単インストール | 〇 | 〇 |
PHP | PHP7 / PHP8 | PHP5 / PHP7 / PHP8 |
SSI | 〇 | 〇 |
Perl | 〇 ※バージョンは5.16.x | × |
Ruby | 〇 ※バージョンは2.0.0 | × |
Python | 〇 ※2.7.x / 3.4.x / 3.6.xを利用可 | × |
.htaccess | 〇 | 〇 |
Cron | 〇 | - |
SSH | × | × |
メールアドレス | × | × |
FTP | 〇 | 〇 |
FTP over SSL | 〇 | 〇 |
サポート | × | × |
広告の表示 | なし | あり |
やはり、大きいのは独自SSLを利用できるようになった点と、ストレージ容量が10GBと大幅に増えた点ですね。
これによって、小規模なWEBサイトであれば運営が可能になりました。
また、PHPも7と8が使えて、「PHP7.2 / PHP7.3 / PHP7.4 / PHP8.0 / PHP8.1 / PHP8.2」から選択できるようになりました。
データベースもMariaDB10を利用することができ、WordPressも問題なく動作します。
「シン・クラウド for Free」のおすすめポイント
「シン・クラウド for Free」のおすすめポイントは、この5つです。
- 広告が表示されない
- 独自SSLを利用できる
- 独自ドメインを利用できる
- WordPress簡単インストール機能を搭載
- Perl・Ruby・Pythonも使える
「シン・クラウド for Free」の一番のポイントは、やはり「広告が表示されない」「独自SSLを利用できる」という2点ですね。
この2点はエックスフリーの大きなネックになっていたので、これでWEBサイトの本格的な運営も行えるようになりました。
また、独自ドメインを使えて、WordPressの簡単インストール機能も搭載しており、アフィリエイトサイトでも利用しやすいです。
他に、PerlやPython、Rubyも使用することができ、簡易的なプログミングであれば可能となっています。
デメリットは4つ
「シン・クラウド for Free」の大きなデメリットは、以下の4つです。
- ストレージ容量が10GBしかない
- メールアドレスを発行できない
- バックアップ機能がない
- サポートがない
「シン・クラウド for Free」では、ストレージにオールSSDを採用しており、高速化を図っています。
ただし、ストレージ容量が10GBと少ないので、そこはネックになりますね。
また、メールアドレスを利用できず、メール機能を使えないのもデメリットです。
シン・クラウド for Freeがおすすめな方
「シン・クラウド for Free」は、独自ドメイン、独自SSL、MySQLを利用することができ、WordPressを使ったWEBサイトの運営も問題なく行えます。
これにより、アフィリエイトでも利用できるようになりました。
また、小規模であれば、会社サイトや店舗サイトでも利用できるレベルです。
- メールアドレスの発行が不要な方
- 小規模な会社サイト・店舗サイトの運営者
- 小規模なアフィリエイトサイトの運営者
- 静的ページのみの簡易的なWEBサイトの運営者
- サテライトサイト用のレンタルサーバーをお探しの方
「シン・クラウド for Free」は、10GBあるので、静的ページのみのWEBサイトやサテライトサイトで利用するのにもおすすめです。
これらの簡易的なWEBサイトだと容量もさほど必要としないことが多いので、おすすめです。
ただし、ストレージ容量が10GBと少ないので、ある程度WEBサイトの規模が大きくなると有料サーバーへ移転が必要になります。
例えば、画像を大量に使用される方だと、10GBは直ぐにいっぱいになります。
また、メールアドレスの発行を行えないので、メールも同時に使いたいという方にはおすすめできないです。
こういった方には、有料のシン・レンタルサーバーやエックスサーバーをおすすめします。
シン・クラウド for Freeを使ってみた感想
管理画面が非常に使いやすい
「シン・クラウド for Free」を実際に使ってみた感想としては、必要な機能のみに絞ったという感じで、非常に使いやすいです。
サーバーパネル(サーバーの管理画面)もシンプルになっており、操作しやすく感じました。
WordPressのインストール画面も使いやすいです。
それに、WordPressに関するセキュリティ設定も行えるようになっています。
WordPressもセキュリティに配慮して運用することができ、安心して利用することができます。
さらに、php.iniの設定編集も行えるようになっており、必要に応じてPHPの設定を変更することも可能です。
ここまでチェックしても、無料とは思えない高機能になっていますね。
WordPressの測定結果
また、実際にWordPressをインストールしてみましたが、体感速度では有料レンタルサーバーと大差はなかったです。
一応、インストールしたWordPressを「PageSpeed Insights」で測定してみましたが、かなりいい数字が出ました。
検証時の設定はこちらです。
↓
・PageSpeed Insightsで測定
・サンプル記事を5件投稿(1記事3,000文字以上、画像あり)
・WordPressテーマはデフォルト
・以下のプラグインをインストール
Akismet Anti-spam、Autoptimize、Classic Editor、Classic Widgets、Contact Form 7、EWWW Image Optimizer、Limit Login Attempts Reloaded、XML Sitemap & Google News
このあと、WordPressテーマを変えたり、記事が溜まっていくと、測定結果は変わってくると思います。
ですが、インストールしたてだとしても、この結果はかなりいいですね。
感想のまとめ
このような感じで、実際に使ってみて感じたのは、WordPressを使ったWEBサイトも問題なく運営できるということです。
ストレージ容量が10GBと少ないので、そこは大きなマイナイスポイントにはなります。
ですが、取り合えずWordPressを使ったWEBサイト公開できればいいという方であれば、全く問題ないです。
それに、サポートはないですが、サーバーパネルも使いやすく、初心者の方でも問題なく使いこなせると感じました。
バックアップ機能がないのは少し不安に感じるところです。
ですが、そこはHDDなどに手動でバックアップを取るなどしてカバーすることもできます。
WordPressの場合は、バックアップ用プラグインを利用するのもいいですね。
他社レンタルサーバーとの比較
「シン・クラウド for Free」と他社レンタルサーバーをいくつかの項目で比較でしてみましょう。
シン・クラウド for Free | スターサーバーフリー | XREA Free | |
---|---|---|---|
利用料金 | 無料 | 無料 | 無料 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
ストレージ | 10GB | 2GB | 10GB |
独自ドメイン (マルチドメイン) | 10個 | 1個 | 20個 |
無料独自SSL | 〇 | × | 〇 |
MySQL | 5個(500MB) | 1個(50MB) | 5個 |
PHP | PHP7.2 / PHP7.3 / PHP7.4 / PHP8.0 / PHP8.1 / PHP8.2 | PHP5.3.3 / PHP5.5 / PHP5.6 / PHP7.0 / PHP7.1 / PHP7.2 / PHP7.3 / PHP7.4 / PHP8.0 / PHP8.1 / 8.2 | PHP5.6 / PHP7.0 / PHP7.1 / PHP7.2 / PHP7.3 / PHP7.4 / PHP8.0 / PHP8.1 / 8.2 |
WordPress | 〇 | 〇 | 〇 |
広告表示 | なし | あり | あり |
転送量 | 900GB/日 | 転送量課金なし | 5GB/日 |
FTP | 〇 | 〇 | 〇 |
メールアドレス | × | × | 〇 ※100アカウント |
バックアップ | × | × | 〇 |
商用利用 | 〇 | 〇 | 〇 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
比較してみると、無料サーバーとして優良なのは「シン・クラウド for Free」か「XREA Free」ですね。
この2つのサーバーを比較した時に「シン・クラウド for Free」のデメリットとなるのが、バックアップ機能がないという点ですね。
また、メールアドレスを発行できないのも、「XREA Free」と比較した時のデメリットになります。
ただ、「シン・クラウド for Free」には、広告表示がありません。
さらに、1日の転送量上限が900GBとなっているので、1日5GBしかない「XREA Free」と比べてもかなり多いです。
シン・クラウド for Freeのまとめ
今回、実際に「シン・クラウド for Free」を使ってみて、WEBサイトの表示速度は、決して遅くないです。
それに、ストレージ容量10GB、オールSSD採用、無料SSL利用可となっており、質の悪い格安サーバーと比べるとかなり使い勝手がいいです。
ただし、ストレージ10GBというのは少し心もとなく、規模の小さなWEBサイトや、静的ページのみの簡易的なWEBサイトの運用向けになります。
また、メールアドレスを利用できないのもデメリットです。
その点は理解した上で、「シン・クラウド for Free」を利用するようにしましょう。
シン・クラウド for Freeのよくある質問
利用できます。
利用できます。
シン・クラウド for Freeは無料サーバーになるため、サポートは一切ありません。
利用できます。WordPress簡単インストール機能も付いているので、初心者の方でも簡単に利用できます。
10GBです。
WordPressに関する様々なセキュリティ設定が可能です。また、無料SSLも利用できます。
DNSレコード編集画面にて編集が可能です。Aレコード、AAAAレコード、MXレコード、TXTレコード、NSレコード、CNAMEレコードを設定する事ができます。