
今回は、Webサイトの運営やメールアドレスの利用で必須となるドメインの決め方に関するお話です。
【結論を先にチェック!】
- ドメイン名や種類(.com/.jpなど)が検索順位に直接影響することはほぼない(Googleも公式に認めている)
- ただし、分かりやすいドメイン名はクリック率・再訪問率を高め、間接的にドメインパワーの向上につながる
- ドメインはシンプル・内容が分かる・短めの3点を意識して選ぶのが基本
- 一度決めたドメインは変更するとSEOに大きなリスクがあるため、最初の選択が最重要
また、こちらの記事では以下のような内容についてまとめています。
- ドメインはSEOに影響するのか?
- ドメインパワーとは?SEOとの関係
- ドメイン名の決め方(選び方)について
- 用途別おすすめドメイン種類の早見表
- ドメイン名のNG例・避けるべきパターン
- ドメイン変更・移転時のSEOリスク
どんなドメインを取得すればいいのか迷っている方は、ぜひこちらの記事もお読みください。

こちらの記事は、プログラミング・Web制作歴15年以上、ブログ歴10年以上のプログラマーが書いています。
プライベートでも仕事でも多くのレンタルサーバーを利用してきた経験から、サーバーに関する豊富な知識をもとに書いています。
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ドメインはSEOに影響するの?
ドメイン名はSEOに影響するの?
ドメイン名は、例えば「example.com」のように、任意の文字列「example」とドメインの種類「.com」で構成されています。
まずは、ドメイン名がSEOに影響するのか?という話からですが、多少は影響する可能性があります。
URLにキーワードを含んでいると、それが検索順位に影響するとも言われているためです。
もちろん、キーワードを含んでいるのに越したことはないですが、基本的にはWebサイトの内容をイメージしやすいドメイン名にするのがおすすめです。
実際に、Googleで何かしらのキーワードで検索してもらうと分かりやすいです。
ドメイン名にキーワードを含んでいないWebサイトも多数上位に出てきます。
例えば、「ホームページ制作」で検索すると、1ページ目に出てきたWebサイトで「homepage」というキーワードは一切使われていませんでした。

■web-kanji.com
■ja.wix.com
■w-stage.jp
■imitsu.jp
■b-risk.jp
■neoindex.co.jp
■onca.co.jp
■zius.speever.jp
この結果だけ見ても、ドメイン名にキーワードを含める必要はないということが分かります。
ドメインにキーワードを含むWebサイトが上位に表示されていても、内容をチェックするとコンテンツが充実していたり、ドメインパワー自体が強かったりします。
決してドメイン名にキーワードを含んでいるからではないと考えられます。
キーワードを気にしすぎてドメイン名の決定に時間を掛けすぎる必要はありません。
もしURLにキーワードを含めるのなら、パーマリンクで設定すればOKです。
例えば、WordPressを使っている場合には、記事ごとにパーマリンクを設定できるようになっています。
キーワードを含めつつも、記事やページの内容が分かる文字列を設定するのがパーマリンクの基本です。
ドメインの種類はSEOには影響しない?
ドメインの種類というのは、例えば、「.com」「.jp」「.co.jp」「.net」など部分のことを指します。
このドメインの種類は、検索順位に影響しないということをGoogle自身も認めています。
Googleは公式に「新しいgTLDも.comや.orgなど他のgTLDと同じように処理される。特定のTLDのキーワードが検索で有利に働くことも不利に働くこともない」と発表しています。
そのため、基本的にはどのような種類のドメインを取得しても何の問題もないです。
とは言え、本当に適当に選んでドメインを取得するのもおすすめしません。
■企業利用 → 「.co.jp」「.jp」
■個人利用 → 「.com」「.net」
■ビジネス利用 → 「.jp」「.com」
などの定番ドメインがおすすめです。
また、Webサイトの内容に合ったドメインを選ぶのもおすすめです。
その辺りのことは、次の段落でお話しします。
↓
ドメインパワーとは?SEOとの関係
「ドメイン名・種類の選択はSEOに直接影響しない」とお伝えしましたが、「ドメインパワー」はSEOと密接な関係があります。
ドメインパワーとは何か?
ドメインパワー(ドメインオーソリティ)とは、そのドメインが検索エンジンからどれくらい信頼・評価されているかを示す指標です。
ドメインパワーが高いサイトは、新しい記事を書いても早くインデックスされ、上位表示もされやすい傾向があります。
逆に、取りたてほやほやの新規ドメインはドメインパワーが弱く、良いコンテンツを書いてもしばらくは評価されにくい期間があります。これを「サンドボックス効果」と呼ぶこともあります。
ドメインパワーを高めるための4つの方法
ドメインパワーはすぐには上がりません。継続的な運営の積み重ねが大切です。
そのためにも、最初に取得したドメインをできる限り長く使い続けることが重要です。
途中でドメインを変更すると、積み上げたドメインパワーがリセットされるリスクがあります(詳しくは後述)。
ドメインの決め方
ドメインの決め方としては、以下の2点を意識してください。
- ドメイン名からWebサイトの内容やサービス内容が分かるようにする
- Webサイトの内容に合った種類のドメインを取得する
1. ドメイン名からWebサイトの内容やサービス内容が分かるようにする
基本は、Webサイトの内容に合ったドメイン名にするのがおすすめです。
会社名や商品名、サービス名、ブランド名などをそのままドメイン名にするといったイメージです。
会社名がドメイン名になっていると、ドメインからどこの会社のWebサイトか分かりやすいです。
商品名やサービス名がドメイン名になっていると、どの商品やサービスのWebサイトかを一目で判断できます。
例えば、「ヤマダカンパニー」という会社であれば「yamadacompany.com」、「美味しいアイス」という商品名だったら「oishii-ice.com」などとすると、ユーザーにも分かりやすいですよね。
ただ、必ずしも会社名などをそのままドメイン名にする必要はないです。
これであれば会社名は分かりませんが、Web制作を専門に行っている会社であることをユーザーにアピールすることができます。
ドメイン名をブランディングに用いるという考え方です。
要は、ユーザーにアピールしやすいドメイン名にすればOKということです。
また、メディアサイトやブログなどであれば、メディア名、ブログ名をそのままドメイン名にしましょう。
もしくは、メディアやブログのテーマ・ジャンルが分かりやすいドメイン名にするのもおすすめです。
ただし、欲しいドメインが既に取られている場合もあります。
その場合にはこのような対応がおすすめです。
■-(ハイフン)をドメイン名に加えて、文字と文字をつなげてみる ※yamada-company.com
■省略形をドメイン名にする ※「yamadacompany.com」→「ymdcompany.com」や「ymd-company.com」
ドメインにハイフンを使う場合のSEO・ブランディング上の注意点は、こちらの記事も参考にしてください。
→ ドメインにハイフン(-)を使うのは日本人だけ?SEO上不利にはならない?
2. Webサイトの内容に合った種類のドメインを取得する
ドメインの種類に関しては、基本は.comや.jpをおすすめしています。
コーポレートサイトであれば、.co.jpが基本です。
ただ、これらのドメインは空いていないことが多いですよね。
特に.comで空いているドメイン名を探すのは非常に大変です。
その場合には、Webサイトやサービス、商品などの内容に合ったドメインをおすすめしています。
例えば、
IT関連企業であれば.technologyドメインや.techドメイン
デザイン会社であれば.designドメイン
などなど。
今は多くの種類のドメインがあるので、意外にWebサイトの内容にピッタリなドメインが見つかります。
また、どの分野にでも使える汎用性の高いドメインで代替するのもおすすめです。
例えば、.netドメインや.meドメイン、.orgドメインなど別のドメインで代替するのもありです。
本来は各ドメインに意味があります。
ですが、これらのドメインは今では様々な使われ方をしていて、汎用性が高いです。
用途別おすすめドメイン種類の早見表
どのドメインを選べばいいか迷ったときは、以下の早見表を参考にしてください。
| 用途・目的 | おすすめドメイン | 理由・ポイント |
|---|---|---|
| 法人コーポレートサイト | .co.jp / .jp | .co.jpは日本で登記した法人のみ取得可能なため信頼性が高い。.jpも国内向けサイトとして定番。 |
| 個人ブログ・メディア | .com / .net / .jp | 世界的に最もポピュラーな.comが無難。.comと.jpの違いについてはこちらの記事も参照。 |
| ビジネス・サービスサイト | .com / .jp | 国内向けなら.jp、海外展開も視野に入れるなら.comが選ばれやすい。 |
| ECサイト・ショップ | .com / .shop | .shopはそのまま「お店」を連想させる分かりやすいドメイン。 |
| 東京関連のサイト | .tokyo | 地域性をアピールできる。都内の事業者・メディアに向いている。 |
| IT・テック企業 | .tech / .technology | 技術系企業であることを端的にアピールできる。 |
| デザイン関連 | .design | デザイン会社・フリーランスのポートフォリオなどに最適。 |
| 取り扱い種類で選びたい | 1,000種類以上から選べる→ ゴンベエドメイン | |
.comと.jpどちらを選ぶか迷っている方は、こちらの記事で詳しく比較しています。
→ .comドメインと.jpドメインの違いを解説!どちらがおすすめ?
ドメイン名のNG例・避けるべきパターン
どんなドメインにすべきか以上に、「やってはいけないドメイン名」を知っておくことも重要です。
- NG①
長すぎるドメイン名
文字数が多いと覚えにくく、URLを直接入力する際に間違いが起きやすいです。原則として15文字以内を目安に、できるだけシンプルにまとめましょう。
例:my-very-long-website-name.com→ mywebsite.com - NG②
有名ブランド・競合に似たドメイン名
「google-japan.com」「amazon-deals.jp」のような有名ブランドに似せたドメインは商標権侵害のリスクがあります。また、ユーザーに誤解を与えて信頼を失う原因にもなります。 - NG③
数字・ハイフンが乱立して読めないドメイン
「123-abc-456-xyz.com」のように数字とハイフンだらけのドメインは読みにくく、スパムサイトと誤認されるリスクもあります。 - NG④
過去にスパム・悪用されていた中古ドメイン
中古ドメインは運用年数が長い分ドメインパワーがあるように見えますが、過去にスパムサイトとして使われていたドメインはGoogleからペナルティを受けている可能性があります。中古ドメインを使う場合は必ずドメイン履歴(Wayback Machine等で確認可能)を調査しましょう。 - NG⑤
サイトの内容と全く関係ないドメイン名
ドメイン名がサイトのテーマと無関係だと、検索結果で表示されたときにクリックされにくくなります。ユーザーが「何のサイトか」をドメインから少しでも理解できるようにしましょう。
ドメイン変更・移転時のSEOリスク
ドメインを一度決めたあと「やっぱり別のドメインに変えたい」と思うことがあるかもしれません。
しかし、ドメインの変更はSEOに大きなリスクを伴います。
「なんとなく」でドメインを決めてしまい、後で変更するのが一番もったいないパターンです。
ドメイン変更時に起こる主なSEOリスク
-
積み上げたSEO評価がリセットされる
これまでのドメインで積み重ねてきたドメインパワー・被リンク・インデックスはすべて旧ドメインに紐づいています。ドメインを変更すると、これらの評価は新ドメインには引き継がれず、ゼロスタートに近い状態になります。 -
301リダイレクトの設定ミスで評価が無効化される
旧ドメインから新ドメインへ301リダイレクトを正確に設定しないと、旧ドメインの全ページの評価が無効になります。特に「トップページだけリダイレクトして下層ページを放置」するケースは深刻な問題につながります。 -
一時的な順位の大幅下落
ドメイン変更後は、検索エンジンが新ドメインを認識・評価し直すまでに数か月かかることがあります。その間、検索順位が大きく落ちるリスクがあります。 -
被リンクの引き継ぎ失敗
他のサイトから旧ドメインへのリンクが貼られていた場合、その被リンクのSEO効果を新ドメインへ完全に引き継ぐことは難しいです。リンク元サイトに個別に更新を依頼するのは現実的ではありません。
もし「ドメインを変えたい」と思ったときは、SEOリスクを十分理解した上で移行計画を立てることが重要です。301リダイレクトの完全な設定はもちろん、Google Search Consoleでの変更通知も必ず行いましょう。
まとめ
今回は、ドメインの決め方についてまとめました。
ドメイン名は、検索順位にほぼ影響しないですし、ドメインの種類が検索順位に影響することもありません。
そのため、本来はどのようなドメインを使ってもOKです。
ですが、やはりWebサイトの内容に合ったドメインを使うのが基本です。
ドメインの種類から、何のWebサイトなのかをアピールすることもできます。
ドメイン自体がWebサイトのブランディングにもなることがあるので、時間をかけすぎる必要もないですが、ドメイン設計も行った方がいいです。
また、ドメインは長くなりすぎないように注意してください。
SEOには影響しないですが、覚えにくい上、ブラウザに直接Webサイトのドメイン(URL)を打ち込む際にも不便です。
数は少ないですが、時々サイトURLを直接打ち込まれる方もいます。
基本は、シンプルでかつドメインからWebサイトの内容が分かるようにするのがおすすめです!
また、最初に決めたドメインをできる限り変更せずに長く使い続けることも、ドメインパワーを育てる上でとても重要です。
ドメインの取得サービスの比較はこちら!
ちなみに、ドメインを取得するなら以下のサービスがおすすめです。
- XServerドメイン → 国内最安値級・ドメインプロテクション無料
- お名前.com → 取り扱いドメイン630種類以上・最安値級
- ラッコドメイン → UI/UXが使いやすいと評判
- ゴンベエドメイン → 1,000種類以上と取り扱いが最多
ドメイン名に関するよくある質問
ドメイン名に関するよくある質問もまとめておきます。
多少影響する可能性はあると言われていますが、SEOへの影響はごく小さいです。実際には、ドメイン名にキーワードを含んでいなくても、コンテンツの質や被リンクなどが強いWebサイトが上位表示されています。そのため、無理にキーワードをドメイン名に入れる必要はありません。URLにキーワードを含めたい場合は、各記事・ページのパーマリンクで設定する方が効果的です。
ドメインの種類自体が検索順位に影響することはありません。Googleは公式に「.comや.jpなど特定のドメインが検索で有利・不利になることはない」と発表しています。そのため、SEOの観点よりもサイトの用途・ターゲットユーザー・ブランドイメージに合った種類を選ぶことが重要です。.comと.jpの違いについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
ドメインパワー(ドメインオーソリティ)とは、そのドメインが検索エンジンからどれくらい信頼・評価されているかを示す指標です。Googleの公式指標ではありませんが、ahrefs・Mozなどのサードパーティ製SEOツールが数値化したものが広く使われています。ドメインパワーが高いほど、新しい記事が早くインデックスされ上位表示もされやすくなります。質の高いコンテンツの継続・被リンクの獲得・長期間の運営によって徐々に高まっていくものです。
検索順位への直接的な影響という意味では差はありません。ただし、日本国内向けのサイトであれば.jpの方が国内ユーザーへの信頼感を与えやすいという側面があります。一方、.comは世界共通で認知度が高く、国際展開を見据えたサイトに向いています。詳しくは.comと.jpの違いを解説した記事もあわせてご覧ください。
ドメインの種類を変更したり、ハイフン(-)を使ったり、省略形を使うことで代替できます。また、.tokyoや.designなど、Webサイトの内容に合った新しいドメインを選ぶのもおすすめです。ハイフンを使う際のSEOへの影響についてはこちらの記事も参考にしてください。
必ずしも会社名やサービス名をそのまま使う必要はありません。Webサイトの内容や提供するサービスがイメージしやすいドメイン名であれば問題ありません。ドメイン名を「ブランディング」として活用するという考え方もあり、サービスの専門性や方向性が分かるドメインにすることもおすすめです。
ドメインはできるだけ短く、シンプルにするのがおすすめです。長すぎるドメインは覚えにくく、URLを直接入力する際にも不便になるため、Webサイトの内容が分かる範囲で簡潔にまとめましょう。目安として15文字以内を意識すると良いでしょう。
はい、大きな影響があります。ドメインを変更すると、これまで積み上げてきたドメインパワー・被リンク・インデックスの評価がリセットされるリスクがあります。また、301リダイレクトの設定が不完全だと評価が完全に失われる可能性もあります。そのため、最初に選んだドメインをできる限り変更せず長く使い続けることが重要です。どうしても変更が必要な場合は、すべてのページへの301リダイレクト設定とGoogle Search Consoleでの変更通知を必ず行いましょう。
運用年数が長い分ドメインパワーがある場合もありますが、注意が必要です。過去にスパムサイトや悪質なサイトとして使われていた中古ドメインは、Googleからペナルティを受けている可能性があります。中古ドメインを検討する場合は、Wayback Machine(Internet Archive)などで過去のサイト内容を確認し、問題のある利用歴がないかを必ず調査してから取得するようにしましょう。







