
こちらの記事では、さくらのレンタルサーバのメールの仕様・機能についてまとめています。
また、WEBメール、POP3、IMAP4、STARTTLS、ウイルスチェック、迷惑メールフィルタ、SPF・DKIM・ARC・DMARCなど、メールを運用するために必要な機能も用意されています。
さくらのレンタルサーバを検討されている方で、メールアドレスを発行して利用される方は、ぜひ参考にしてください。
>> さくらのレンタルサーバを詳しく解説

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プライベートでも仕事でも多くのレンタルサーバーを利用してきた経験から、サーバーに関する豊富な知識をもとに書いています。
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主なメールの仕様・機能をチェック
まずは、さくらのレンタルサーバで利用できる主なメール機能を確認してみましょう。
| ライト | スタンダード | ビジネス | ビジネスプロ | |
|---|---|---|---|---|
| メールアドレス数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| WEBメール | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 1メールアドレスあたり 容量上限 |
100GB | 300GB | 600GB | 900GB |
| SMTP認証 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| STARTTLS | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| POP3 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| IMAP4 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| POP over SSL | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| IMAP over SSL | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| メーリングリスト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| ウイルスチェック | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| メール転送 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 迷惑メールフィルタ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 振り分け転送・自動返信 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 高精度迷惑メールフィルタ 無料枠数 |
1個 | 20個 | 200個 | 1,000個 |
さくらのレンタルサーバでは、発行できるメールアドレス数に制限がありません。
例えば、
info@example.com
contact@example.com
support@example.com
sales@example.com
のように、用途に合わせて複数のメールアドレスを作成することもできます。
メール容量について
1メールアドレスに設定できる容量の上限は、プランによって異なります。
- ライト:100GB
- スタンダード:300GB
- ビジネス:600GB
- ビジネスプロ:900GB
ただし、サーバー全体の容量を超えるメールを保存することはできません。
また、プランごとに割り当てられているサーバー全体の容量は、全メールアドレスのメールデータとWebサイト、データベースなどのデータを合計したものになります。
例えば、スタンダードプランであればサーバーの容量は300GBとなっています。
そのため、仮に1つのメールアドレスに上限300GBを設定したからといって、実際にメールだけで300GBを使用できるということではありません。
WEBメールを利用できる
さくらのレンタルサーバでは、全プランでWEBメールを利用できます。
WEBメールを利用することで、ブラウザからログインしてメールを送受信できます。
そのため、OutlookやThunderbirdなどのメールソフトを別に用意しなくてもメールアドレスを利用することができます。
例えば、自身のパソコンにメールソフトをインストールしたくない場合や、外出先からブラウザ上でメールのチェックを行いたい場合もあります。
そういった状況では、WEBメールを活用するのもおすすめです。
メールのセキュリティ対応について
さくらのレンタルサーバでは、
- SMTP認証
- STARTTLS
- POP over SSL(POPS)
- IMAP over SSL(IMAPS)
- ウイルスチェック
- 迷惑メールフィルタ
などを利用できます。
暗号化されたPOPS、IMAPS、STARTTLSなどの通信を利用することで、安全にメールのやり取りを行えるようになります。
また、ウイルスチェックや迷惑メールフィルタ機能も搭載しているので、ビジネスでも安心してメール機能を使用できます。
高精度迷惑メールフィルタを利用できる
さくらのレンタルサーバでは、通常の迷惑メールフィルタに加え、高精度迷惑メールフィルタも利用できます。
AIや統計データなどを活用しており、迷惑メールやフィッシングメールの疑いがあるメールを自動的に検知することができます。
高精度迷惑メールフィルタは無料で利用できる数に上限があります。
また、無料利用枠は、プランによって異なります。
| プラン | 無料フィルタ数 |
|---|---|
| ライト | 1個 |
| スタンダード | 20個 |
| ビジネス | 200個 |
| ビジネスプロ | 1,000個 |
無料枠の上限を超えて利用したい場合は、追加ライセンスを購入することもできます。
通常メールを、迷惑メールと誤って判定する可能性もあるため、迷惑メールフォルダを定期的に確認するようにしましょう。
SPF、DKIM、ARC、DMARCにも対応
さくらのレンタルサーバでは、送信ドメイン認証の設定にも対応しています。
具体的には、以下の設定が可能です。
- SPF
- DKIM
- ARC
- DMARC
この4つの認証技術に関しては、ざっくりとまとめると以下のようになります。
- SPF:メールを送信してよいサーバーをDNS情報で確認する仕組み
- DKIM:送信メールに電子署名を付与し、送信元ドメインのなりすましをチェックする仕組み
- ARC:メール転送時、DKIM認証が失敗しやすくなる問題を補うために用意された仕組み
- DMARC:SPFやDKIMの認証で失敗したメールを、どのように処理するかを指定する仕組み
GmailやYahoo!メールなどのフリーメールでは、送信ドメイン認証の設定が重要視されるようになりました。
独自ドメインのメールアドレスを本格的に利用する場合は、送信ドメイン認証もしっかりと設定しておきましょう。
メールの振り分け転送・自動応答
さくらのレンタルサーバでは、メールの「振り分け転送・自動応答」の機能も利用できます。
簡単に説明すると、受信したメールに対して、あらかじめ条件を設定しておくことで、
- 別のアドレスに転送
- 自動で返信
- 破棄(そのまま削除)
の対応を自動で行ってくれる機能になります。
例えば、
お問い合わせフォームから届いたメールを担当者へ転送する
休業中に受信したメールに対して、自動返信メールを返す
といった使い方ができます。
ドメインごとの個別受信
さくらのレンタルサーバでは、同じユーザー名でも異なるドメインごとに別のメールアドレスとして利用できます。
例えば、
info@example.jp
というメールアドレスを、それぞれ別々のユーザーで受信することが可能です。
複数ドメインで発行したメールアドレスを、1つのレンタルサーバーで管理するのに便利な機能になります。
メーラー設定
さくらのレンタルサーバで発行したメールアドレスは、WEBメールだけでなく、OutlookやThunderbirdなどのメールソフトからも利用できます。
メールソフトを使用する場合の基本的な設定内容はこちらです。
| 暗号化接続 | 暗号化しない場合 | |
|---|---|---|
| メールアドレス | 作成したメールアドレス | |
| ユーザー名 (ユーザーID) |
作成したメールアドレス ※@を含む 例)info@example.com |
|
| パスワード | 設定したメールパスワード | |
| 受信方式 | POP3S または IMAP4S | POP3 または IMAP4 |
| 受信サーバー | 初期ドメイン | |
| 送信サーバー | 初期ドメイン | |
| 受信ポート POP3の場合 |
995 | 110 |
| 受信ポート IMAP4の場合 |
993 | 143 |
| 送信ポート | 587(STARTTLS) または465(SSL/TLS) |
587 |
基本的には、通信を暗号化した設定を利用するようにしましょう。
また、IMAPを利用すると、サーバー上のメールを複数端末で同期しやすいです。
パソコンとスマートフォンの両方で同じメールアドレスを設定する場合には、IMAPを利用すると便利です。
さくらのレンタルサーバのよくある質問
さくらのメール機能に関して、よくある質問をまとめました。
さくらのレンタルサーバでは、作成できるメールアドレス数に制限はありません。
はい、できます。さくらのレンタルサーバでは、全プランでメール機能を使用できます。
はい、利用できます。
はい、利用できます。
はい、利用できます。
はい、搭載されています。
はい、利用できます。無料枠はライト1個、スタンダード20個、ビジネス200個、ビジネスプロ1,000個です。無料枠を超える場合、ライセンスを追加で購入することもできます。
はい、さくらのレンタルサーバは、これらの認証技術に対応しています。独自ドメインのメールアドレスを利用する場合は、なりすまし対策やメール到達性のためにも設定を確認しておきましょう。
最後に
今回は、さくらのレンタルサーバのメールの仕様、機能について詳しくまとめました。
主なポイントをまとめると、こちらになります。
- 全プランでメールアドレスを作成して使用できる
- メールアドレスは無制限に作成できる
- WEBメールを利用できる
- POP3、IMAP4に対応
- 暗号化通信(POPS、IMAPS、STARTTLS)などにも対応
- ウイルスチェック、迷惑メールフィルタ機能を搭載
- 高精度迷惑メールフィルタも利用可能
- SPF、DKIM、ARC、DMARCに対応
- メール転送、自動返信機能を利用できる
独自ドメインのメールアドレスを利用するだけであれば、ライトプランでも必要な機能を備えています。
もし、メール専用のサーバーを探している場合は、ライトプランでOKです。
ただ、WordPressやデータベースも使用する場合は、スタンダードプラン以上を選びましょう。
また、法人やビジネスでの利用であれば、ビジネスプラン以上を検討するのもおすすめです。
ちなみに、さくらのレンタルサーバの料金プランについては、こちらの記事で詳しくまとめています。
申し込みを検討されている方は、併せてチェックしてください。








