
今回は、EC-CUBE(イーシーキューブ)を利用できるレンタルサーバーを6つ紹介します。
EC-CUBEとは、ECサイトを作成できる国産のCMSツールです。
無料で利用することができ、ネットショップを運営するための人気ツールです。
ですが、EC-CUBEを使ってECサイトを作成される方もまだまだ多いです。
EC-CUBEの利用を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

ECサイトはWordPressでも作成が可能です!
WordPressでのECサイト作成にも興味をお持ちの方は、こちらの記事も合わせてチェックしてみましょう。

こちらの記事は、プログラミング・WEB制作歴15年以上、ブログ歴10年以上のプログラマーが書いています。
プライベートでも仕事でも多くのレンタルサーバーを利用してきた経験から、サーバーに関する豊富な知識をもとに書いています。
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EC-CUBEとは何?
EC-CUBE(イーシーキューブ)とは、ECサイトを作成するためのCMSで、ショッピングカートの設定や商品の登録・管理機能などを利用することができます。
無料で利用することができ、さらに国産CMSなので、日本人向けで使いやすいのが特徴です。
また、プラグインも多く用意されており、決済方法をはじめ様々な機能を追加することができます。
https://www.ec-cube.net/products/list.php
さらに、デザインテンプレートも多く用意されており、90種類近いテンプレートを購入することもできます(※2025.01.27時点)。
https://www.ec-cube.net/products/list.php?category_id=7
もちろん、独自デザインにカスタマイズしたECサイトを作成することもできます。
カスタマイズにはHTMLやCSSの知識は必要になりますが、自社のイメージに合ったデザインのECサイトの作成も可能となっています。
EC-CUBEのメリット
EC-CUBEのメリットは6つです。
- 無料で利用できる(ダウンロード版)
- 国産CMSで日本人が使いやすい
- 利用者が多く情報量も多い
- プラグインを使って機能を追加することもできる
- 自社のオリジナルデザインにカスタマイズすることもできる
無料で利用できる(ダウンロード版)
EC-CUBEは、無料で利用することができます。
ただし、無料なのはEC-CUBE本体です。
有料のプラグインやデザインテンプレートを購入する場合には、その分の費用も掛かります。
クラウド版を利用する場合は有料なので注意してください。
国産CMSで日本人が使いやすい
EC-CUBEは、国産CMSで日本語で開発されています。
その為、日本語で利用することができ、日本人が使いやすいCMSとなっています。
利用者が多く情報量も多い
EC-CUBEの歴史は長く、国内には利用者も多いです。
その為、インターネット上には日本語の情報も多く公開されており、分からないことがあれば検索して見つけることもできます。
プラグインを使って機能を追加することもできる
EC-CUBEでは、プラグインも多く用意されています。
公式サイトから購入することができ、必要な機能をプラグインで追加することもできます。
https://www.ec-cube.net/products/list.php
自社のオリジナルデザインにカスタマイズすることもできる
EC-CUBEでは、オリジナルデザインにカスタマイズしてECサイトを公開することもできます。
ただ、その場合は、HTML・CSSなどの知識も必要になります。
EC-CUBEのデメリット
EC-CUBEのデメリットは2つです。
- レンタルサーバーが必要になる(ダウンロード版)
- 技術的な知識も必要になる
レンタルサーバーが必要になる
ダウンロード版のEC-CUBEを利用する場合には、自身でレンタルサーバー(ドメインも)を用意する必要があります。
EC-CUBE本体は無料ですが、レンタルサーバーとドメインの費用として毎年1,5000円程度がかかります。
もし商用利用がNGだと、収益を得る行為が禁止なので、そのレンタルサーバーではECサイトを運営することができません。
技術的な知識も必要になる
ダウンロード版のEC-CUBEを利用する場合には、自身でレンタルサーバーを用意してインストールする必要があります。
また、デザインのカスタマイズを行う場合には、HTML・CSSやプログラミングの知識が必要になります。
WEB制作初心者の方だと導入のハードルが少し高いのもEC-CUBEのデメリットと言えます。
技術的な知識がないという方は、デザインテンプレートを購入して利用することもできます。
https://www.ec-cube.net/products/list.php?category_id=7
EC-CUBEを使えるおすすめレンタルサーバーは6つ!
ダウンロード版のEC-CUBEを利用する場合には、独自にレンタルサーバーを用意します。
そこで、今回はEC-CUBEの利用におすすめのレンタルサーバーを紹介します。
- エックスサーバー
- ロリポップ!
- さくらのレンタルサーバ
- シンレンタルサーバー
- mixhost(ミックスホスト)
- ConoHa WING
1. エックスサーバー
エックスサーバーは、国内で最も利用者の多いホスティングサービスで、個人・法人を問わず人気です。
高スペックなサーバー環境を利用することができ、高速なECサイトの表示も可能です。
エックスサーバーは、EC-CUBEの簡単インストール機能を提供しているのもポイントです。
サーバーの専門的な知識がなくてもEC-CUBEのインストールが可能で、エックスサーバーでは直ぐに利用を開始することができます。
初期費用 | 無料 |
---|---|
月額利用料金 (12ヶ月契約場合) | ■スタンダード:1,100円 ■プレミアム:2,200円 ■ビジネス:4,400円 |
WEBサーバー | Nginx |
ストレージ | NVMe SSD |
容量 | ■スタンダード:500GB ■プレミアム:600GB ■ビジネス:700GB |
転送量 | 無制限 |
メモリ / CPU | ■スタンダード:メモリ 8GB / CPU 6コア ■プレミアム:メモリ 12GB / CPU 8コア ■ビジネス:メモリ 16GB / CPU 10コア |
無料SSL | 〇 |
EC-CUBEインストール機能 | 〇 |
商用利用 | 〇 |
エックスサーバーは、ストレージに高速な「NVMe SSD」を採用し、WEBサーバーにNginxを搭載しています。
スタンダードプランでも「メモリ 8GB / CPU 6コア」とスペックが高く、高速で安定したECサイトの運営が可能です。
2. ロリポップ!
ロリポップ!は、GMOペパボが提供する高速なレンタルサーバーです。
特に、ハイスピードプランでは、WEBサーバーとして高速なLiteSpeedを搭載しており、ECサイトの高速な表示を期待できます。
また、容量が700GBもあり、大容量になっているのもポイントです。
さらに、EC-CUBEのインストール機能も提供しており、サーバーのコントロールパネル上からのインストールが可能です。
エックスサーバーと同様、サーバーの専門的な知識がなくてもEC-CUBEの利用を開始することができます。
因みに、より大容量な環境が必要な方にはエンタープライズプランをおすすめします。
エンタープライズは、容量が1,200GB(1.2TB)もあるので、大規模なECサイトの運営にも最適なサーバーです。
初期費用 | 無料 |
---|---|
月額利用料金 (12ヶ月契約場合) | ■ハイスピード:990円 ■エンタープライズ:2,365円 |
WEBサーバー | LiteSpeed |
ストレージ | SSD |
容量 | ■ハイスピード:700GB ■エンタープライズ:1,200GB |
転送量 | 無制限 |
メモリ / CPU | メモリ 非公開 / CPU 非公開 |
無料SSL | 〇 |
EC-CUBEインストール機能 | 〇 |
商用利用 | 〇 |
私自身も実際にロリポップ!を使用していますが、WordPressを使ったWEBサイトも高速に表示されています。
EC-CUBEも高速な処理を期待でき、おすすめのレンタルサーバーの一つです。
3. さくらのレンタルサーバ
さくらのレンタルサーバは、さくらインターネットが運営する法人を中心に人気のレンタルサーバーです。
個人向けのスタンダードプランも用意されていますが、ECサイトを運営する場合にはビジネスプラン以上を利用しましょう。
ビジネス向けのプランとなっており、容量も600GBあるので、ECサイトの運営にも最適です。
さくらのレンタルサーバでも、EC-CUBEのインストール機能を提供されています。
それにより、誰でも簡単にインストールしてEC-CUBEの利用を開始することができます。
初期費用 | 無料 |
---|---|
月額利用料金 (12ヶ月契約場合) | ■ビジネス:2,420円 ■ビジネスプロ:4,400円 |
WEBサーバー | Nginx + Apache2.4系 |
ストレージ | SSD |
容量 | ■ビジネス:600GB ■ビジネスプロ:900GB |
転送量 | 無制限 |
メモリ / CPU | メモリ 非公開 / CPU 非公開 |
無料SSL | 〇 |
EC-CUBEインストール機能 | 〇 |
商用利用 | 〇 |
それにより、リソースの削減も可能で、さらに高速なECサイトの運営が可能なのも大きなポイントです。
4. シンレンタルサーバー
シンレンタルサーバーは、エックスサーバーの技術をベースにした高性能なレンタルサーバーです。
スペックも非常に高く、WEBサーバーにNginxを搭載、ストレージにNVMe SSDを採用することで高速で安定したECサイトの運営を期待できます。
シンレンタルサーバーもEC-CUBEのインストール機能を提供しており、利用しやすくなっています。
また、CMSの高速化技術であるKUSANAGIを搭載しており、EC-CUBEも高速な処理を期待できます。
初期費用 | 無料 |
---|---|
月額利用料金 (12ヶ月契約場合) | ■ベーシック:880円 ■スタンダード:1,780円 ■プレミアム:3,560円 |
WEBサーバー | Nginx |
ストレージ | NVMe SSD |
容量 | ■ベーシック:700GB ■スタンダード:1,000GB ■プレミアム:1,200GB |
転送量 | ■ベーシック:900GB/日 ■スタンダード:1,200GB/日 ■プレミアム:1,500GB/日 |
メモリ / CPU | ■ベーシック:メモリ 8GB / CPU 6コア ■スタンダード:メモリ 12GB / CPU 8コア ■プレミアム:メモリ 16GB / CPU 10コア |
無料SSL | 〇 |
EC-CUBEインストール機能 | 〇 |
商用利用 | 〇 |
その為、大規模なECサイトの運営にも最適です。
また、一番下のベーシックプランでも十分スペックが高くなっています。
12ヶ月契約で月額880円と利用しやすい価格設定になっており、まずはベーシックプランから始めるのがおすすめです。
5. mixhost(ミックスホスト)
mixhost(ミックスホスト)は、アズポケットが運営する超高性能なレンタルサーバーです。
更新以降の料金が高くなるのがデメリットですが、高速でセキュアなレンタルサーバーを利用したい方にはとてもおすすめです。
理屈の上ではWEBサイトを作り放題となっており、コスパがいいのが特徴です。
ただ、mixhostでは、EC-CUBEのインストール機能を提供していないのはデメリットになります。
ですが、EC-CUBEは動作するので、自身でインストールして環境構築できる方には非常におすすめのレンタルサーバーです。
初期費用 | 無料 |
---|---|
月額利用料金 (12ヶ月契約場合) | ■ベーシック:初回968円(更新時2,178円) ■スタンダード:初回990円(更新時3,278円) ■プレミアム:初回2,178円(更新時5,478円) |
WEBサーバー | LiteSpeed |
ストレージ | NVMe SSD |
容量 | ■ベーシック:無制限 ■スタンダード:無制限 ■プレミアム:無制限 |
転送量 | 無制限 |
メモリ / CPU | 非公開 |
無料SSL | 〇 |
EC-CUBEインストール機能 | × |
商用利用 | 〇 |
ただ、初回のみ大幅な割引が適用されるので、利用を開始しやすくはなっています。
WEBサーバーとしてLiteSpeedを搭載、さらにストレージにNVMe SSDを採用することで、高速化を図っています。
それにより、EC-CUBEで作成したECサイトも高速な表示を可能にしています。
6. ConoHa WING
ConoHa WINGは、GMO系列の高速なレンタルサーバーです。
個人だけでなく法人でも使用しやすく、高性能・多機能なサーバーを利用することができます。
ただ、ConoHa WINGは、mixhostと同様にEC-CUBEのインストール機能を提供していないのがデメリットになります。
ですが、EC-CUBEは動作するので、自身でインストールして環境構築できる方にはおすすめのレンタルサーバーです。
初期費用 | 無料 |
---|---|
月額利用料金 (12ヶ月契約場合) | ■ベーシック:990円 ■スタンダード:2,360円 ■プレミアム:4,719円 |
WEBサーバー | Nginx |
ストレージ | SSD |
容量 | ■ベーシック:300GB ■スタンダード:400GB ■プレミアム:500GB |
転送量 | 無制限 |
メモリ / CPU | ■ベーシック:メモリ 8GB / CPU 6コア ■スタンダード:メモリ 12GB / CPU 8コア ■プレミアム:メモリ 16GB / CPU 10コア |
無料SSL | 〇 |
EC-CUBEインストール機能 | × |
商用利用 | 〇 |
ConoHa WINGは、無料お試し期間がないのが他社と比べた場合のデメリットにはなります。
ですが、高速なECサイトの運営を期待できるレンタルサーバーで、EC-CUBEの利用にもおすすめです。
EC-CUBEベースのXServerショップもおすすめ
ネットショップを運営するなら、EC-CUBEをベースにしたXServerショップの利用もおすすめです。
販売手数料が発生せず、月額1,980円~利用することができるECサイト作成サービスになります。
Stripeによるクレジットカード決済機能を導入することもでき、独自にレンタルサーバーを用意する必要もないので利用しやすいです。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
初期費用 | 11,000円 | ||
月額利用料金 | 3ヶ月契約:2,640円 6ヶ月契約:2,420円 12ヶ月契約:2,200円 24ヶ月契約:2,090円 36ヶ月契約:1,980円 | 3ヶ月契約:6,600円 6ヶ月契約:6,050円 12ヶ月契約:5,500円 24ヶ月契約:5,225円 36ヶ月契約:4,950円 | 3ヶ月契約:13,200円 6ヶ月契約:12,100円 12ヶ月契約:11,000円 24ヶ月契約:10,450円 36ヶ月契約:9,900円 |
販売手数料 | 0円 | 0円 | 0円 |
決済手数料 | クレジットカード決済(Stripe経由)のみ4% | ||
商品登録数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
容量 | 5GB | 50GB | 200GB |
決済手段 | 郵便振替、現金書留、銀行振込、代金引換、クレジットカード決済(Stripe経由) EC-CUBEの決済モジュールも使用可 → 決済プラグイン | ||
独自ドメイン運営 | 〇 | 〇 | 〇 |
独自ドメイン永久無料特典 | 〇 | 〇 | 〇 |
メール機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
Xserverショップは、EC-CUBEをベースにした高機能なECサイト作成サービスです。
自身でレンタルサーバーを用意してEC-CUBEをインストールするといった作業も不要で、WEBに関する知識がなくても利用できるようになっています。
メール機能も提供されており、さらに独自ドメインでのネットショップ運用にも対応しています。
EC-CUBEをより便利に使いたい方は、Xserverショップも検討してみましょう。
最後に
EC-CUBEとは、ECサイトを作成できる無料のCMSツールです。
国産CMSとなっており、日本人でも使いやすく、高機能なシステムになっています。
ECサイトを公開してネットショップの運営を検討されている方は、EC-CUBEの利用も検討してみましょう。
また、当記事では、EC-CUBEを利用できるおすすめのレンタルサーバーを6つ紹介しています。
EC-CUBEを使ってECサイトの公開を行いたい方は、ぜひ参考にしてください。