さくらインターネットのマネージドサーバって何？詳しく解説します！

今回は、さくらインターネットが提供するマネージド専用サーバー「さくらのマネージドサーバ」について詳しく解説します。

マネージドサーバとは、1台のサーバーを1人の利用者で専有できるプランです。
高スペックなサーバー環境を利用することができ、容量も最大2TBのプランまで用意されています。

大規模なWEBサイトの運営や社員数の多い会社などにおすすめで、基本的には法人向けのレンタルサーバーです。
ただ、個人でも大規模なビジネスを行われていたり、1人で大量のWEBサイトを運用されている方にもおすすめです。

さくらのマネージドサーバを検討されている方は、ぜひチェックしてください。

共用サーバーの「さくらのレンタルサーバ」については、こちらの記事も合わせてチェックしてください。

さくらのマネージドサーバとは何？

「さくらのマネージドサーバ」とは、レンタルサーバー業界の老舗さくらインターネットが提供するマネージド専用サーバーです。
1台のサーバーを1人で専有することができるのが特徴の高スペック・高性能なレンタルサーバーです。

専用サーバーとマネージド専用サーバーの違い

通常の専用サーバーとマネージド専用サーバーとの違いは、サーバーの運営を誰が行うのかという点です。

通常の専用サーバーは、サーバー会社からサーバーのみを借りて、あとは利用者自身がOS・ソフトウェアのインストールや管理・運用を行う必要があります。

ですが、マネージド専用サーバーは、サーバー会社が管理・運用まで行ってくれるので、共用サーバーと同じように利用することができます。

マネージド専用サーバーは料金が高いのがデメリット

ただ、マネージド専用サーバーは、共用サーバーと比べて料金がかなり高くなるのがデメリットです。
その為、個人では手を出しづらかったり、法人でも申し込みを躊躇される経営者の方も多いです。

ですが、さくらのマネージドサーバは、マネージド専用サーバーとしては比較的低価格です。
コスパがいいのが特徴で、中小企業や個人のビジネスでも利用しやすくなっています。
→ 他社マネージド専用サーバーとの比較

マネージド専用サーバーはWEBサイト運営・メール利用がメイン

マネージド専用サーバーは、WEBサイト運営やメール利用のためのサーバーサービスです。

その為、通常の専用サーバー比べると利用できる場面も限られてきます。
例えば、ファイルサーバーを構築したり、アプリ開発などで利用する場合には、root権限付きの専用サーバーを利用しましょう。

さくらのマネージドサーバの6つのポイント

さくらのマネージドサーバには、6つのポイントがあります。

CDNを月300GBまで無料で利用できる

さくらのマネージドサーバは、CDNを無料で月300GBまで利用することができます。

CDNを利用することでコンテンツ配信が高速になり、WEBサイトの高速化にもなります。
また、WEBサイトの安定化も期待できます。

さらに、リソースの節約にもなり、大量アクセス字も安心です。

因みに、300GBを超えたら、そのまま有料（5円/1GB）で使い続けることも、利用を止めることもできます。

最大2TBで大規模WEBサイトにも対応できる

さくらのマネージドサーバでは、最大で2TBのプランもあります。

大容量が必要な大規模サイトの運営にも対応しています。
また、メールを多く利用する企業にもおすすめで、たっぷりと容量を利用できます。

他利用者の影響を受けない

マネージドサーバは1台のサーバーを専有できるので、他利用者の影響を受けません。

悪意のある攻撃を受けている利用者がいても、共用サーバーのように自分のサーバーまでを影響受けることもありません。
その為、安全に利用することができます。

また、メモリ・CPUも独占できるので、快適なWEBサイトの運営が可能です。

ステージング環境を利用できる

さくらのマネージドサーバでは、ステージング環境を利用することができます。

ステージング環境とは、開発用サーバーのようなものです。

まずは、ステージング環境でWEBサイトの開発・確認を行うことができます。
ステージング環境でチェックして問題がなければ本番環境を移行することができるので、安全にWEBサイト開発を行うことができます。

バックアップ機能が充実

さくらのマネージドサーバのバックアップ機能は、世代やディレクトリごとにスナップショットという単位で取ることができます。
1スナップショット最大60GBまでとなっており、最大8つのスナップショットまで管理できます。

また、スナップショットを使って無料でデータ復旧することもできます。

他社マネージド専用サーバーよりも低価格

さくらのマネージドサーバは、高スペック・大容量ですが、他社のマネージド専用サーバーと比べても低価格です。
→ 他社マネージド専用サーバーとの比較

その為、中小企業や個人のビジネス利用にもおすすめです。

さくらのマネージドサーバの料金

さくらのマネージドサーバの利用料金をチェックしてみましょう。

サーバーの利用料金

さくらのマネージドサーバには3つのプランが用意されています。
共用サーバーと比べるとかなり高くなりますが、マネージドサーバとしては比較的低コストで利用できます。

有料SSLの購入費用

SSLには、「ドメイン認証SSL（DV）」「企業認証SSL（OV）」「EV認証SSL（EV）」の3つの証明書があります。
※SSLを利用する場合には、証明書を購入してサーバーにインストールします。

最近では、無料SSLを簡単に設置できるレンタルサーバーも多いです。
ですが、法人利用の場合、企業認証SSL（OV）、またはEV認証SSL（EV）の証明書を購入するのもおすすめです。

SSL証明書の種類に関しては、こちらの記事も合わせてチェックしてみましょう。

さくらインターネットでも、有料のSSL証明書を豊富に用意されています。

GEHIRN（ゲヒルン）とは、さくらインターネットの完全子会社で、セキュリティ関連のサービスや商品の販売を行う会社です。
また、セコムはホームセキュリティのイメージですが、インターネットセキュリティ業界でも有名で、SSL証明書の発行も行われています。

支払い方法

さくらインターネットで用意されている支払い方法は4つです。

さくらのマネージドサーバのスペック・機能・仕様

主なスペック・機能・仕様

主なセキュリティ機能・仕様

さくらのマネージドサーバのセキュリティ機能についてチェックしておきましょう。

「Web改ざん検知サービス」とは、Webサイトを毎日巡回し改ざんされていないかをチェックしてくれるサービスです。
有料オプションですが、安全にサーバーを利用したい方は、申し込んでおきましょう。
↓

• 解析ページ数30ページ：月額990円
• 解析ページ数100ページ：月額2,200円
• 解析ページ数300ページ：月額5,500円
• 解析ページ数1,000ページ：月額16,500円

※解析対象ドメインは5件です。

また、WAFとは、WordPressのようなWEBアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃を防いでくれる機能です。
強力なセキュリティ対策ツールで、全プラン無料で利用することができます。

主なメールの機能・仕様

主なメールの機能・仕様はこちらです。

※OSがFreeBSD9.1のサーバーを利用している場合、DKIM、DMARCの設定不可。

さくらのマネージドサーバのメリット・デメリット

マネージドサーバのメリットは5つ

さくらのマネージドサーバを利用するメリットは5つです。

マネージドサーバのデメリットは2つ

さくらのマネージドサーバを利用するメリットは2つです。

さくらのマネージドサーバをおすすめする人

さくらのマネージドサーバは、非常に高スペックで、小・中規模なWEBサイト運営ではオーバースペックになります。
そのような場合には、通常の共用サーバータイプのレンタルサーバーを利用しましょう。

法人利用向けにおすすめのレンタルサーバーをお探しの方は、こちらの記事もチェックしてみましょう。

社内にサーバー運営できる人材がいない会社

さくらのマネージドサーバは、運営をさくらインターネットが行ってくれます。
その為、専用サーバーですが、共用サーバーと同じように利用することができます。

社内にサーバーの専門的な知識を持つ人材がいなくても利用することができます。

WEBサイトの表示速度を改善したい方

さくらのマネージドサーバは、非常に高スペックです。
また、WEBサーバーにはNginxを搭載、高速SSDを採用することで高速なWEBサイト運営をが可能です。

大規模なWEBサイト運営を行う方

さくらのマネージドサーバは、最大2TBのプランを利用できます。

大容量のストレージが必要な大規模WEBサイトの運営にも対応しています。
また、ストレージにはSSDを採用しており、高速なWEBサイト表示を期待できます。

快適・安全なWEBサイト運営を行いたい方

マネージドサーバーは、1台のサーバーを専有できるのできるプランです。

サーバーのリソースを独占することができ、快適なWEBサイト運営が可能です。
また、他利用者の影響を受けないので、安全にWEBサイトを運営することができます。

人数の多い法人

社員数が多い会社だと、1日に受信するメール数もかなり多くなります。
そのような法人にも、容量の多いさくらのマネージドサーバはおすすめです。

しかも、他利用者の影響を受けないので、快適にメールを利用することができます。

さくらのマネージドサーバと他社を比較

さくらのマネージドサーバと、他社の人気マネージド専用サーバーを料金、容量、スペックの3点で比較してみましょう。

「さくらのマネージドサーバ」が、初期費用、サーバー利用料金ともに最も安いですね。
スモールプランだと月額で7,700円と10,000円を切っており、マネージド専用サーバーとしてはかなり低コストだということが分かります。

容量に関しては「heteml MAX」が最も多いです。
また、スペック（メモリ・CPU）も、この中では「heteml MAX」が最も高いですね。

月額66,000円なので料金はかなり高いですが、超ハイスペックなサーバー環境が必要な方には「heteml MAX」がおすすめです。

ただ、他のマネージド専用サーバーも1TB以上のプランもあり、スペックもかなり高いです。
必要な容量やスペックはそれぞれ異なるので、予算と相談しながら自分に一番合っているサービスを選ぶようにしましょう。

さくらのマネージドサーバのよくある質問