今回は、ドメイン取得サービス「ゴンベエドメイン(Gonbei Domain)」についてまとめました。
ゴンベエドメインは、インターリンクが運営する日本最大級のドメイン取得サービスです。
取り扱いドメイン数が1,000種類を超えており、海外ドメインや他社ドメイン取得サービスでは扱っていないドメインが多いのもゴンベエドメインの大きな特徴です。
料金(ドメイン登録料)は、例えば、XServerドメインやお名前.comと比べると、決して安くはないです。
ただ、キャンペーンも実施されており、貴重なドメインを割引価格で取得できる機会も多いです。
>> ゴンベエドメインのキャンペーン情報をチェック
こちらの記事を読むことで、以下のようなことが分かります。
- ゴンベエドメインについて
- ゴンベエドメインのおすすめポイント
- ゴンベエドメインのドメイン料金
- ゴンベエドメインのデメリット
- ゴンベエドメインのレンタルサーバーについて
こちらの記事は、プログラミング・WEB制作歴15年以上、ブログ歴10年以上のプログラマーが書いています。
プライベートでも仕事でも多くのレンタルサーバーを利用してきた経験から、サーバーに関する豊富な知識をもとに書いています。
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ゴンベエドメインのおすすめポイント
ゴンベエドメインとは、ICANN公認レジストラの株式会社インターリンクが運営するドメイン取得サービスです。
取り扱いドメイン数は1,000種類を超えており、現時点(2024.03.31)で1,101種類ものドメインを取得できます。
出典:ゴンベエドメイン 料金表
そんなゴンベエドメインのおすすめポイントは5つです。
- 1,000種類以上ものドメインを取得できる
- 海外ドメインも取得できる
- 日本国内ではゴンベエドメインのみ取り扱っているドメインも多数
- Whoisガードサービスを利用できる
- レンタルサーバーとセットで契約することもできる
1,000種類以上ものドメインを取得できる
やはり、ゴンベエドメインの一番のポイントは、取り扱っているドメインの種類の多さです。
1,000種類以上ものドメインを取得することができるので、珍しいドメインも取得しやすいです。
例えば、「.abogado(スペイン語で弁護士)」や「.moe(萌え)」「.bargains(バーゲン)」「.bible(バイブル)」「.earth(地球)」など、ほとんど見かけることのないドメインも取得することができます。
海外ドメインも取得できる
ゴンベエドメインでは、海外のドメインも取得することができます。
例えば「.uk(イギリス)」「.us(アメリカ)」「.fr(フランス)」「.cn(中国)」「.kr(韓国)」などの国別コードトップレベルドメインも取得が可能です。
また、「.amsterdam(アムステルダム)」や「.london(ロンドン)」「.sydney(シドニー)」「.tirol(オーストリア・チロル州)」など、海外都市を表すドメインも取り扱っています。
さらに、ドメイン検索も、エリアを指定して検索することもできます。
日本国内ではゴンベエドメインのみ取り扱っているドメインも多数
ゴンベエドメインでは、他社では取り扱いのないドメインを取得することもできます。
例えば、海外ドメインや「.aero(航空業界向け)」「.みんな」「.museum(博物館)」のようなドメインは、日本国内だとゴンベエドメインでしか取り扱っていません。
このように、ゴンベエドメインでしか取得できないドメインがあるのも大きなポイントです。
Whoisガードサービスを利用できる
Whoisで公開される項目に代理人の情報を表示させることのできるサービスです。
ドメイン取得者の情報が表示されてしまうと、個人の場合にはセキュリティ上あまりよくないです。
それを防ぐことができます。
また、汎用JPドメイン、都道府県JPドメインを対象とした「JP Whoisガードサービス」もあります。
ただし、有料サービスで、初回設定時のみ1,100円(税込)が掛かります。
レンタルサーバーとセットで契約することもできる
ゴンベエドメインでは、レンタルサーバーも提供されています。
ドメインとセットで契約することで、ドメイン・サーバーの管理も楽になります。
ゴンベエドメインのレンタルサーバーに興味のある方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
→ ゴンベエドメインのレンタルサーバーをチェックする
ゴンベエドメインのドメイン料金
ドメイン料金は、種類(.com、.jpなど)によって異なります。
まずは、他社のドメイン取得サービスと比較しながらドメイン料金をチェックしてみましょう。
↓
ドメイン料金(他社と比較あり)
ゴンベエドメインでは1,000種類以上のドメインを取り扱っているので、全てをまとめるのが難しいです。
そこで、日本国内で一般的によく利用されるドメインの料金(年間登録料)をまとめておきます。
因みに、今回はXServerドメイン、お名前.comで取得する場合のドメインの年間登録料とも比較してみます。
ゴンベエドメイン | XServerドメイン | お名前.com | |
---|---|---|---|
.com | 2,200円 | 1,602円 | 1,287~1,408円 |
.jp | 3,124円 | 3,102円 | 3,091~3,124円 |
.co.jp | 5,720円 | 4,136円 | 4,125~7,128円 |
.net | 2,420円 | 1,878円 | 1,507~1,628円 |
.org | 2,310円 | 1,878円 | 1,507~1,628円 |
.info | 3,740円 | 2,029円 | 1,628円 |
.blog | 4,158円 | 3,820円 | 3,058円 |
.osaka | 4,730円 | 4,580円 | - |
.tokyo | 2,970円 | - | 1,628円 |
.me | 3,960円 | 3,407円 | 2,728円 |
.shop | 4,400円 | - | 4,378円 |
.xyz | 2,530円 | 2,029円 | 1,628円 |
.site | 5,170円 | 4,908円 | 4,268円 |
※XServerドメイン、お名前.comは更新時の料金になります。
こうやってXServerドメインやお名前.comと比較すると、ゴンベエドメインのドメイン登録料は高く感じますね。
因みに、お名前.comではサービス維持調整費という名目で、上記料金に10~20%程度の範囲で料金が加算されます。
高額ドメインについて
ゴンベエドメインでは、他社では取り扱っていないような高額ドメインを取得することもできます。
せっかくなので、高額ドメインについてもいくつか見てみましょう。
ドメイン登録料 | 内容 | |
---|---|---|
.spreadbetting | 3,663,000円 | スプレッドベッティング(金融市場の価格変動を推測し取引を行う金融商品)を表すドメイン |
.na | 913,000円 | ナミビアに割り当てらている国別コードトップレベルドメイン |
.country | 561,000円 | 「国」「地方」を表すドメイン。カントリーミュージックに関連するサイトにもおすすめ |
.sexy | 525,800円 | 「セクシー」を表すドメイン |
.dealer | 426,800円 | 自動車などの特約販売店(ディーラー)のサイトに最適 |
.trust | 418,000円 | 「信頼」「信用」という意味のドメイン |
.inc | 418,000円 | 「法人組織」「株式会社」を表すIncorporatedの略で、コーポレートサイトにおすすめ |
.cars | 400,400円 | 「車」「自動車」を表すドメインで、自動車メーカーや販売店など、車に関する商品やサービスのサイトに最適 |
.security | 400,400円 | セキュリティ関連の商品やサービスのサイトに最適 |
.protection | 400,400円 | セキュリティ関連の商品やサービスのサイトに最適 |
.auto | 400,400円 | 「車」「自動車」を表すドメインで、自動車メーカーや販売店など、車に関する商品やサービスのサイトに最適 |
.car | 400,400円 | 「車」「自動車」を表すドメインで、自動車メーカーや販売店など、車に関する商品やサービスのサイトに最適 |
.rich | 352,000円 | 「金持ちの」という意味のドメインで、富裕層向けのサービスに最適 |
高額な種類のドメインになると「.spreadbetting」のような100万円を超えるドメインもあります。
個人で取得することはまずないようなドメインですが、数十万円もするドメインは意外にもたくさんあります。
上記以外にも高額なドメインは存在するので、興味のある方はチェックしてみましょう。
支払い方法
ゴンベエドメインの支払い方法は、クレジットカードのみです。
ゴンベエドメインのデメリット
ゴンベエドメインのデメリットは2つです。
- 料金が高い
- ドメイン転送が有料
料金が高い
ゴンベエドメインは、XServerドメインやお名前.comなど人気のドメイン取得サービスと比べると、ドメイン登録料が高いです。
→ ゴンベエドメインのドメイン登録料をチェックする
ドメイン転送が有料
ゴンベエドメインでは、ドメイン転送(URLやメールのリダイレクト設定)が有料です。
標準サービスになっているドメイン取得サービスもあります。
それと比べると、ドメイン転送が有料なのもデメリットにはなります。
因みに、料金はこちらです。
■メール転送:年額1,320円(税込)
ゴンベエドメインは誰におすすめ?
ゴンベエドメインは、もちろん個人でも問題なく利用できます。
ですが、デメリットである「料金が高い」「ドメイン転送が有料」という点を考えると、企業向け・ビジネス向けのサービスです。
→ ゴンベエドメインのデメリットをチェック
ゴンベエドメインでは、他社では取り扱っていないビジネス向けの高額ドメインも取得できます。
それを考えると、法人利用がおすすです。
ゴンベエドメインでは、海外ドメインも数多く取り扱っています。
その為、海外向けのWEBサイトを公開したい企業にも最適のドメイン取得サービスです。
ゴンベエドメインのレンタルサーバーについて
ゴンベエドメインでは、レンタルサーバーも提供されています。
「レンタルサーバー1000」と「レンタルサーバー2000」の2つのプランを用意されており、ドメインとセットで利用するのもおすすめです。
レンタルサーバーの利用料金
ゴンベエドメインのレンタルサーバーは月契約になっており、長期契約はありません。
レンタルサーバー1000 | レンタルサーバー2000 | |
---|---|---|
月額料金 | 1,100円 | 2,200円 |
最低利用期間 | 無し | 無し |
無料お試し期間 | 最大2ヶ月間 | 最大2ヶ月間 |
レンタルサーバーの主なスペック・機能・仕様
ゴンベエドメインのレンタルサーバーを検討されている方は、主なスペック・機能や仕様もチェックしてみましょう。
レンタルサーバー1000 | レンタルサーバー2000 | |
---|---|---|
容量 | 15GB | 30GB |
マルチドメイン | 5個 | 30個 |
転送量 (目安) | 900GB/日 | 900GB/日 |
WEBサーバー | Nginx + Apache2.4系 | |
メモリ・CPU | 非公開 | |
HTTP/2 | 〇 | 〇 |
WordPress インストール機能 | 〇 | 〇 |
無料SSL | 〇 | 〇 |
MySQL | 200個 | 200個 |
プログラム言語 | Perl5.14.x、PHP7.x、Ruby2.5.x、Python2.7.x | |
.htaccess | 〇 | 〇 |
CRON | 10個 | 10個 |
FTP | 〇 | 〇 |
商用利用 | 〇 | 〇 |
アダルトサイト | × | × |
主なメールの機能・仕様
メールアドレスを利用される方は、メールに関する主な機能や仕様もチェックしましょう。
レンタルサーバー1000 | レンタルサーバー2000 | |
---|---|---|
メールアカウント | 無制限 | 30GB |
送受信プロトコル | SMTP、POP3、IMAP4 | |
WEBメール | 〇 | 〇 |
ウイルスチェック | 〇 | 〇 |
スパムメール撃退 | 〇 | 〇 |
SMTP認証 | 〇 | 〇 |
メール転送設定 | 〇 | 〇 |
メーリングリスト | 〇 | 〇 |
送信件数の上限 | 15分毎に約250通程度 |
レンタルサーバーのまとめ(他社と比較あり)
ゴンベエドメインで取得したドメインをそのまま利用できるのは便利です。
また、ドメインとレンタルサーバーの支払いがゴンベエドメインでまとめられるので、管理はしやすいです。
ただ、容量や全体的な仕様などを考えると、人気レンタルサーバーと比較するとゴンベエドメインは高くは感じます。
レンタルサーバーは、他社サービスを利用するのもおすすめです。
他社レンタルサーバーと比較してみましょう。
ゴンベエドメイン | エックスサーバー | ConoHa WING | ABLENET | ラッコサーバー | |
---|---|---|---|---|---|
プラン | レンタルサーバー1000 | スタンダード | ベーシック | ライト | RK2 |
月額料金 (12ヶ月契約) | 1,100円 | 1,100円 | 990円 | 830円 | 990円 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
お試し期間 | 2ヶ月間 | 10日間 | 無し | 30日返金保証 | 30日間 |
ストレージ | 15GB | 500GB | 300GB | 300GB | 400GB |
WEBサーバー | Nginx + Apache | Nginx | Nginx + Apache | LiteSpeed | LiteSpeed |
メモリ | 非公開 | 8GB | 8GB | 8GB | 8GB |
CPU | 非公開 | 6コア | 6コア | 6コア | 6コア |
マルチドメイン | 5個 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
無料ドメイン | 無し | 2個 | 2個 | 1個 | 無し |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
他社と比較してみると、やはりゴンベエドメインのレンタルサーバーは容量がかなり少ないですね。
メモリとCPUは公開されていないので、スペックを比較することはできないです。
また、サーバーを契約している間はずっとドメインを無料で利用できる特典付きのレンタルサーバーもあります。
ですが、ゴンベエドメインには無料ドメイン特典がないので、その点も他社よりも劣ります。
正直、レンタルサーバーに関しては、他社利用をおすすめします。
おすすめのレンタルサーバーをお探しの方は、こちらの記事も合わせてチェックしてみましょう。
最後に
ゴンベエドメインは、ICANN公認レジストラの株式会社インターリンクが運営する信頼性の高い国内ドメイン取得サービスです。
他社ドメイン取得サービスと比べると、料金が高いのがデメリットにはなります。
ただ、国内他サービスでは取り扱っていない高額ドメインや海外ドメインを多く取り扱っています。
ゴンベエドメインは、企業利用・ビジネス利用には最適のドメインサービスと言えます。
ゴンベエドメインのよくある質問
XServerドメインやお名前.comと比べると割高になります。
→ ゴンベエドメインの料金をチェックする(他社比較あり)
個人・法人ともに利用が可能です。ただ、ドメイン登録料を考えると、法人での利用をおすすめします。
また、ゴンベエドメインでは、特殊なドメインや海外ドメイン、高額ドメインなども取得できます。他社では取り扱っていないドメインも多いので、そのようなドメインをお探しの方にもおすすめです。
はい。ホームページ転送もメール転送も可能です。ただし、どちらも有料オプションになっています。
ホームページ転送:年額2,750円/メール転送:年額1,320円
はい。取得できます。