XServerビジネス(エックスサーバービジネス)とエックスサーバーの違いについて詳しく説明します。
両サーバーの違いや、XServerビジネスについて詳しく知りたい方は、ぜひチェックししてみてください。
- XServerビジネスとエックスサーバーの違いを知りたい
- XServerビジネスについて詳しく知りたい
- 法人向けレンタルサーバーを探している
- XServerビジネスのマネージド専用サーバーについても知りたい
因みに、XServerビジネスには共用サーバーとマネージド専用サーバーが用意されています。
今回はXServerビジネスの共用サーバーとの比較がメインになります。
因みに、アフィリエイト用や個人利用のレンタルサーバーをお探しの方は、こちらのページをチェックしてください。
こちらの記事は、プログラミング・WEB制作歴15年以上、ブログ歴10年以上のプログラマーが書いています。
プライベートでも仕事でも多くのレンタルサーバーを利用してきた経験から、サーバーに関する豊富な知識をもとに書いています。
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XServerビジネスとエックスサーバーの違いは7つ!
両サーバーともエックスサーバー株式会社が運営するレンタルサーバーですが、別サービスという位置づけです。
エックスサーバーは共用サーバータイプですが、XServerビジネスには共用サーバーとマネージド専用サーバーが用意されています。
- 共用サーバー
- マネージド専用サーバー 仮想タイプ
- マネージド専用サーバー 物理タイプ
マネージド専用サーバーとは、サーバー1台を専有できるサーバーサービスです!
ですが、サーバー運用をレンタルサーバー会社が行うので共用サーバーと同じ感覚で利用できます。
マネージド専用サーバーにも仮想タイプと物理タイプがあり、それぞれ仮想専用サーバーと専用サーバーの違いになります。
エックスサーバーにも法人向けのビジネスプランが用意されています
ですが、XServerビジネスはよりビジネスに特化したレンタルサーバーとなっています。
XServerビジネスの共有サーバーとエックスサーバーにスペック面での大きな違いはないです。
ですが、XServerビジネスのマネージド専用サーバーはかなりのハイスペックで、より高性能なサーバーが必要なビジネス向けです。
→ XServerビジネスのマネージド専用サーバーをチェック
また、XServerビジネスには「設定代行サービス」や「ホームページ無料制作サービス」などが無料で付いていたりと、かなり手厚いサービス内容となってます。
今回は、XServerビジネスとエックスサーバーの違い7つを解説します!
XServerビジネスについて詳しく知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
↓
XServerビジネス(共有サーバー)とエックスサーバーの違いを説明
今回は、XServerビジネスの共有サーバーとエックスサーバーについて比較してみます。
両サーバーの主な違いは、以下の7点です。
エックスサーバー | XServerビジネス 共用サーバー | |
---|---|---|
料金 | 月額990~5,280円 ※初期費用なし | 月額3,762~15,048円 ※初期費用あり |
設定おまかせサポート | △ ビジネスプランのみ毎月3回まで無料で利用可 | 〇 回数無制限・無料で利用可 |
サーバー移転代行 | △ ビジネスプランのみ初回無料 | 〇 10件まで無料で利用可 |
ホームページ無料制作サービス | × | 無料 |
Web改ざん検知 | △ ビジネスプランのみ無料 | 〇 |
SLA(品質保証制度) | × | 〇 |
管理者ユーザー設定 | △ ビジネスプランのみ無料 | 〇 |
高性能スパムフィルタ「Cloudmark」 | △ スタンダード100個まで / プレミアム100個まで / ビジネス1,000個まで | 〇 全プラン1,000個まで |
スペック面での大きな違いは見られませんでしたが、無料ホームページ制作など、XServerビジネスにしかないサービスもあります。
また、ビジネス利用を意識して、セキュリティに関してもより強化されているようです。
XServerビジネスはメモリとvCPUが非公開です。その為、スペック面での比較は行っていません。
料金
まず、初期費用に関しては、エックスサーバーが無料なのに対して、XServerビジネスの共用サーバーでは全プラン16,500円となっています。
また、月額料金に関しては、XServerビジネスの方が3~4倍ほど高くなっています。
例えば、両者の一番下位プランであるスタンダードプランを表で比較してみましょう。
※料金は月額・税込みです。
エックスサーバー | XServerビジネス 共用サーバー | |
---|---|---|
容量 | 500GB | 700GB |
初期費用 | 0円(無料) | 16,500円 |
3ヶ月 | 1,320円 | 5,016円 |
6ヶ月 | 1,210円 | 4,598円 |
12ヶ月 | 1,100円 | 4,180円 |
24ヶ月 | 1,045円 | 3,971円 |
36ヶ月 | 990円 | 3,762円 |
ストレージの容量は同じですが、料金にはかなり大きな開きがありますね。
一応、全プランの料金も表でまとめてみました。
気になる方はチェックしてみてください。
※料金は月額・税込みです。
エックスサーバー | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|
容量 | 500GB | 600GB | 700GB |
初期費用 | 0円(無料) | 0円(無料) | 0円(無料) |
3ヶ月 | 1,320円 | 2,640円 | 5,280円 |
6ヶ月 | 1,210円 | 2,420円 | 4,840円 |
12ヶ月 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
24ヶ月 | 1,045円 | 2,090円 | 4,180円 |
36ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 |
XServerビジネス 共用サーバー | スタンダード | プレミアム | エンタープライズ |
容量 | 700GB | 800GB | 900GB |
初期費用 | 16,500円 | 16,500円 | 16,500円 |
3ヶ月 | 5,016円 | 10,032円 | 15,048円 |
6ヶ月 | 4,598円 | 9,196円 | 13,794円 |
12ヶ月 | 4,180円 | 8,360円 | 12,540円 |
24ヶ月 | 3,971円 | 7,942円 | 11,913円 |
36ヶ月 | 3,762円 | 7,524円 | 11,286円 |
設定おまかせサポート
エックスサーバー、XServerビジネス共に、設定おまかせサポートというオプションを利用することができます。
例えば、CMSインストール、ドメイン設定、メールアドレス設定などを代行してくれるサービスです。
エックスサーバーでは、ビジネスプランのみ毎月3回までは無料で利用することができます。
ですが、他プランではすべて有料での代行になります。
それに対して、XServerビジネスには、設定おまかせサポートが全プランで無料になっています。
回数無制限となっており、面倒なサーバー設定作業を全て任せることができます。
サーバー移転代行
エックスサーバーでは、サーバー移転代行を有料(33,000円/1件)で利用することができます。
ただし、ビジネスプランのみ初回無料でサーバー移転代行を利用できます。
それに対して、XServerビジネスでは10回まで無料でサーバー移転代行を利用することができます。
※11回目以降は16,500円(税込)/1件となっています。
10件まで無料で利用可
ホームページ無料制作サービス
XServerビジネスを利用する大きなメリットの一つが、無料のホームページ作成サービスが付いている点です。
スマートフォンとタブレットにも対応したレスポンシブサイトになっており、ホームページ制作費用を節約することができます。
このようなデザインのサイトも作れます。
ホームページ制作は、WEB制作会社に外注すると、規模にもよりますが数十万円はします。
それが無料で作成して貰えるのはかなり大きいですね。
- 会社HP向けの「問い合わせフォーム」や「会社概要」「ブログ機能」などのコンテンツもあり
- WordPressを導入するので、制作後の更新も可能 ※更新マニュアルあり
- レスポンシブデザインに対応
- 独自SSLに標準対応 ※常時SSL化
料金は無料ですが、1サーバーアカウントにつき1サイトの制作になります。
制作期間の目安は、1~3営業日になっています。
Web改ざん検知
「Web改ざん検知」とは、URLを登録しておくことで、WEBサイトの改ざんやマルウェア・フィッシングURLが仕込まれていないかを診断してくれる機能です。
エックスサーバーだとビジネスプランのみに付いている機能です。
ですが、XServerビジネスでは全プランに搭載している機能で、WEBサイトをより安全に運営することができます。
診断は、1日1回の自動診断となっています。
専用のアンチウィルスエンジンやGoogleのWebRiskAPIを利用しており、高い精度での検知が可能となっています。
SLA(品質保証制度)
XServerビジネスでは、SLA(品質保証制度)を定めていて、月間稼働率が99.99%を下回った場合に利用料金を返金して貰えます。
返金金額は、稼働率によって異なるので、以下の表をチェックしてください。
稼働率 | 返金率 |
---|---|
月99.90%以上、99.99%未満 (5~50分) | 月額利用料の10% |
99.50%以上、99.90%未満 (51~250分) | 月額利用料の15% |
99.00%以上、99.50%未満 (251~500分) | 月額利用料の30% |
90.00%以上、99.00%未満 (501~5,000分) | 月額利用料の50% |
90.00%未満 (5,001分~) | 月額利用料の100% |
非稼働は、完全に利用不可の状態を指し、遅延や不安定な状態は含まれません。
管理者ユーザー設定
XServerビジネスでは、全プランで管理者ユーザーを作成することができ、ドメイン毎に操作できる管理者を分けることができます。
■サイト管理者 ・・・ サイト運用に関する機能を操作可
■メール管理者 ・・・ メールに関する機能を操作可
「サイト管理者」と「メール管理者」は、ドメイン毎に設定することができます。
ビジネス利用だと、会社によっては部署ごとにサイト管理者が異なることもあります。
他にも様々な理由でドメイン毎にサーバーパネルへアクセスできる人物を分けたい場面も出てきます。
安全にサーバーを管理するためにも、各自に必要以上の権限を与えないのは重要ですね!
因みに、エックスサーバーもビジネスプランでのみ管理者ユーザーを設定することができます。
高性能スパムフィルタ「Cloudmark」
XServerビジネスでは、標準搭載されている通常のスパムフィルタ以外にも「Cloudmark」という高性能スパムフィルタを利用することができます。
最大1,000個まで無料で設定することが可能になっています。
また、エックスサーバーでもCloudmarkを利用することができます。
ただし、プラン毎に設定できるメールアカウント数に上限があります。
■プレミアム・・・ 100個
■ビジネス・・・ 1,000個
XServerビジネス 共用サーバーについて
XServerビジネスの共用サーバーについて、スペック・機能や仕様やセキュリティについてもまとめておきます。
スペック、機能、仕様について
まずは、XServerビジネス 共用サーバーのスペック、機能、仕様について表にしてまとめておきます。
スタンダード | プレミアム | エンタープライズ | |
---|---|---|---|
ディスク容量(NVMe) | 700GB | 800GB | 900GB |
メモリ / vCPU | - / - | - / - | - / - |
転送量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
データベース (MariaDB) | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
サブドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
WEBサーバー | nginx | nginx | nginx |
サポート | 電話 / メール / チャット | ||
PHP | PHP5.1.6、PHP5.3.3、PHP5.4.x、PHP5.5.x、PHP5.6.x、PHP7.0.x、PHP7.1.x、PHP7.2.x、PHP7.3.x、PHP7.4.x、PHP8.0.x、PHP8.1.x、PHP8.2.x | ||
簡単インストール | WordPress、EC-CUBE4 (ショッピングカート)、PukiWiki | ||
FTP | 〇 | 〇 | 〇 |
FTPアカウントの追加 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
ファイルマネージャ | 〇 | 〇 | 〇 |
メールアカウント | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
メーリングリスト | 〇 | 〇 | 〇 |
メールマガジン | 〇 | 〇 | 〇 |
WEBメール | 〇 | 〇 | 〇 |
セキュリティについて
XServerビジネス 共用サーバーのセキュリティについてもチェックしてみましょう。
【基本的なセキュリティ】
■WAF
■Web改ざん検知
■セコムセキュリティ診断
WAFは、WEBアプリケーションの脆弱性を利用した悪意のある攻撃をブロックしてくれるソフトです。
SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどの対策にもなり、非常に強力なセキュリティ対策となります。
また、セコムによるセキュリティ診断も実査されているようです。
第三者による客観的な診断になるので、とても信頼性の高い対策になります。
【WordPressに関するセキュリティ】
■ログイン試行回数制限
■国外IPアドレスからのアクセス制限(ダッシュボード、XML-RPC、REST API)
■大量コメント・トラックバック制限
■国外IPアドレスからのコメント・トラックバック制限
WordPressに関しても、様々な設定を行えるようになっています。
今のご時世、WordPressを使ったWEB制作がデフォルトになりつつあるので、こういった設定を行えるのはありがたいですね。
【メールに関するセキュリティ】
■アンチウィルス(ウィルスメールの除去)
■スパムフィルタ
■高性能スパムフィルタ(Cloudmark)
独自ドメイン永久無料特典
XServerビジネスでは、独自ドメインを2個まで無料で利用できる「独自ドメイン永久無料特典」もあります。
ビジネス向けの「.jp」や「.co.jp」などのドメインも無料利用できます。
独自ドメイン永久無料特典が気になる方は、こちらのページもチェックしてみましょう。
XServerビジネス 共用サーバーをおすすめする人
XServerビジネスの共用サーバーは、このような方に最適です。
- ビジネス利用に向いているレンタルサーバーをお探しの方
- 会社ホームページを作りたいけど、制作にお金を掛けたくない方
エックスサーバーはセキュリティ対応もしっかりとしており、SLA(品質保証制度)も付いています。
多機能な高性能サーバーで、ビジネス利用に最適のレンタルサーバーと言えます。
また、無料のホームページ制作サービスも付いています。
ホームページ制作をWEB制作会社に依頼するとそこそこいい値段がするので、無料で作れるのはとてもありがたいですね。
その為、まだ会社ホームページを持っていない方や、現ホームページのリニューアルを検討されている方にもXServerビジネスはおすすめです。
XServerビジネス(エックスサーバービジネス)のまとめ
今回は、エックスサーバーとの違いを中心にXServerビジネス(エックスサーバービジネス)についてまとめてみました。
また、XServerビジネスについてもまとめました。
XServerビジネスは、サービス名の通りビジネス利用を目的としたエックスサーバーの法人向けレンタルサーバーです。
スペック面だけでみると、エックスサーバーと大きな違いはないです。
ですが、ビジネス利用のための機能が充実しており、会社ホームページや店舗サイト、サービス・商品の販売サイトなど、様々な場面で利用しやすくなっています。
XServerビジネスを検討されている方は、ぜひ公式サイトもチェックしてみましょう。
因みに、今回まとめたのは、XServerビジネスの中でも共用サーバーのサービスになります。
XServerビジネスでは「マネージド仮想専用サーバー」や「マネージド専用サーバー」も用意さ入れています。
大規模サイトの運営を検討されている方や、より高スペックなサーバーが必要な方は、専用サーバーも検討してみてください。
XServerビジネスのマネージド専用サーバーについて
XServerビジネスのマネージド専用サーバーについてもまとめておきます。
XServerビジネスでは、マネージド仮想専用サーバー(仮想タイプ)とマネージド専用サーバー(物理タイプ)の2つが用意されています。
マネージドサーバーとは、仮想専用サーバーまたは専用サーバーを共用サーバーと同じように利用することができるサーバーサービスです。
仮想専用サーバーや専用サーバーは、通常は利用者自身でサーバーの運用を行う必要があります。
ソフトウェアのインストール・更新やセキュリティ対策などは利用者で行うことになるので、サーバーの運用コストが掛かります。
ですが、マネージド専用サーバーは、サーバー運用をレンタルサーバー会社が行ってくれます。
その為、サーバー運用コストが掛からず、専門知識不要で誰でも利用できるのが特徴です。
しかも、専用サーバーは、サーバー1台を専有できるので、リソースを独占することができます。
その為、XServerビジネスのマネージド専用サーバーを利用することで、他利用者の影響を受けることなく、快適にWEBサイトの運営やメール利用を行うことができます。
仮想タイプ | 物理タイプ | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
エントリー | ミドル | ハイエンド | エントリー | ハイエンド | ハイエンド+ | |
初期費用 | 55,000円 | 55,000円 | 55,000円 | 220,000円 | 330,000円 | 385,000円 |
月額料金 | 19,800円 | 39,600円 | 79,200円 | 29,700円 | 55,000円 | 60,500円 |
ディスク容量 | 1TB (NVMe) | 2TB (NVMe) | 4TB (NVMe) | 1TB (SSD) | 2TB (SSD) | 4TB (SSD) |
メモリ | 32GB | 64GB | 128GB | 24GB | 96GB | 96GB |
vCPU | 12コア | 18コア | 24コア | 16コア | 16コア | 16コア |
転送量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
無料お試し期間 | ||||||
各種設定の無料代行 | ||||||
独自ドメイン 永久無料特典 |
マネージド専用サーバーは、リソースを独占できる分、共用サーバーと比べるとかなり高いです。
ですが、非常に高スペックでかつ大容量のレンタルサーバーで、大規模サイト運営や社員数の多い会社には最適のサービスです。
XServerビジネスに関するよくある質問
共用サーバーは、1台のサーバーを複数の利用者で共有して利用するサーバーサービスです。費用を抑えてサーバーを利用することができ、運営もレンタルサーバー会社が行うので、サーバー運用コストもかかりません。
サーバー1台を専有できる専用サーバーですが、サーバーの運用をレンタルサーバー会社が行ってくれます。その為、専用サーバーを共用サーバーと同じ感覚で利用することができます。
仮想専用サーバータイプのマネージドサーバーです。仮想専用サーバーなので他利用者の影響を受けにくく、快適にWEBサイトを運営することができます。