
今回は、FFFTPというツールを使ってFTPサーバーへ接続する方法を紹介します。
FFFTPは、WEB制作者向けのツールになります。
ですが、WEB制作者でなくもFFFTPを使用する機会もあり、使い方を覚えておくと便利です。
FFFTPを使ってサーバーへ接続したい方は、ぜひ当記事を参考にしてください。

こちらの記事は、プログラミング・WEB制作歴15年以上、ブログ歴10年以上のプログラマーが書いています。
プライベートでも仕事でも多くのレンタルサーバーを利用してきた経験から、サーバーに関する豊富な知識をもとに書いています。
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FTPとは
FTP(File Transfer Protocol)とは、ファイル転送プロトコルの1つです。
※プロトコルとは「規約」という日本語になり、「決まり事」のようなものと考えてください。
サーバーへFTP接続することで、以下のようなことが行えます。
- サーバー上へファイルをアップロード
- サーバー上からファイルのダウンロード
- サーバー上のファイルを削除
FTPを利用することで、WEBサイトのデータをサーバー上からパソコンのローカルへダウンロードすることもできます。
例えば、WordPressのバックアップに利用することもできます。
さらに、FTPサーバーへ接続するには、FFFTPのようなFTPツールを使用する必要があります。
次の段落では、実際にFFFTPを使ってFTPサーバーへ接続する方法を紹介します。
FFFTPを使って作業を行いたい方は、参考にしてください。
FFFTPをインストールして使用する方法
FTPサーバーへ接続してファイルの転送を行う手順としては、こちらになります。
↓
②、FFFTPを使ってFTPサーバーへ接続する
↓
③、FTPサーバー上でファイルの操作を行う
1FFFTPをインストールする
FFFTPのインストールファイルは、「窓の社」からダウンロードします。
上記URLへアクセスすると、このような画面が開くので、該当のインストールファイルをダウンロードします。
※ダウンロードしたインストールファイルは、「ffftp-v5.8-x64.msi」のような名称になっているはずです。
インストールファイルをダブルクリックすると、FFFTPのインストール画面が立ち上がります。
「次へ」をクリックするとインストールが開始するので、そのまま指示に従ってインストールを完了させてください。
FFFTPのインストールが完了すると、デスクトップに以下のようなアイコンが追加されているはずです。
これで、FFFTPのインストールが完了です。
次は、実際にFFFTPを立ち上げて、FTPサーバーへ接続してみましょう。
2FFFTPを使ってFTPサーバーへ接続する
FFFTPのアイコンをダブルクリックして、FFFTP画面を立ち上げてください。
最初にこのような画面が開きます。
インストールしたばかりだと何も設定されていない状態なので、「新規ホスト」を選択します。
↓
ホストの設定画面が立ち上がります。
この画面にFTPサーバーへの接続情報を設定します。
接続情報(ホスト情報)は、お使いのレンタルサーバー管理画面上などで確認してください。
設定する項目は以下の4つです。
■ホスト名(アドレス):ホスト名またはIPアドレス
■ユーザー名:FTPサーバーのユーザー名
■パスワード:FTPサーバーのパスワード
他の項目は設定しなくてもOKですが、興味のある方は調べて設定してください。
で、実際に設定すると、このようになります。
上記画面に設定したホストは、エックスサーバーのFTP情報になります。
※皆さんは自身のサーバーのFTP情報を設定してください。
各項目を設定したら「OK」をクリックすると、FFFTPにホストの追加が完了します。
↓
追加したホスト名を選択して「接続」をクリックしてください。
↓
FTPサーバーへの接続が完了し、このような画面が開きます。
左側がパソコンのローカル環境、右側がサーバー領域になります。
※サーバー領域のファイルの取り扱いには注意してください。
因みに、上記はFTPで接続できるサーバーのトップ領域です。
実際には、WEBサイトを公開するためのファイルのアップロード領域は決まっているので、そちらのディレクトリに移動してください。
例えば、当ブログであれば「/public_html/dadadaweb.com」というディレクトリが、WEBサイトの公開領域になります。
↓
WordPressをインストールしていると、このように多くのファイル・ディレクトリが入っています。
もし、まだ何もWEBサイトを公開していない場合だと、公開領域には何も入っていないです。
※レンタルサーバーによっては、デフォルトで数ファイル入っていることもあります。
これで、FTPサーバーへの接続方法の説明は完了です。
次は、FTPサーバー上でファイルのダウンロード、アップロード削除する方法を紹介します。
3FTPサーバー上でファイルの操作を行う
基本的な「ファイルのアップロード」「ファイルのダウンロード」「ファイルの削除」の3つの操作について説明します。
今回は、WordPressのインストールファイルを例に操作を説明します。
皆さんは、実際に操作をしたいファイルで作業してください。
ファイルのアップロード
まず、FFFTP画面を開いて該当ホストへ接続してください。
↓
画面左側のローカル環境領域で、アップロードするファイルを保存している場所を開いてください。
この状態で、アップロードしたいファイル(ディレクトリも)をすべて選択して、マウスで右へドラッグしてください。
※「アップロードボタン」のクリックでもOK
これで、サーバーへのアップロードが開始します。
このようにアップロード中のファイルが表示されるので、終了するまで待ちます。
アップロードが完了すると、このように右側のサーバー領域にファイルが追加されているはずです。
ファイルのダウンロード
まず、FFFTP画面を開いて該当ホストへ接続してください。
↓
画面左側のローカル環境領域で、ファイルのダウンロード先を開いてください。
次に、右側のサーバー領域からダウンロードしたいファイル(ディレクトリも)を選択し、マウスで左側へドラッグします。
※「ダウンロードボタン」のクリックでもOK
これで、少し待つとダウンロードが開始します。
ファイルの削除
まず、FFFTP画面を開いて該当ホストへ接続してください。
↓
削除したいファイルの上にカーソルを合わせて、マウスで右クリックしてください。
メニュー画面が出てくるので「削除」を選択します。
最終確認の画面が出てくるので、このまま削除して問題がなければ「全て削除」をクリックします。
これで、ファイルの削除が完了します。
もし、一括で削除したい場合は、すべてのファイル(ディレクトリも)を選択した上で、削除を開始してください。
操作時の注意点
操作するファイル数が多いと、処理が途中で止まってしまうこともあります。
例えば、上記のようにすべてのファイルを選択してアップロードやダウンロードを開始すると、エラーで止まることもあります。
その場合は、少しずつファイルを選択して作業を進めるようにしましょう。
FFFTPを使ってGoogleサーチコンソールと連携する方法
Googleサーチコンソール(Google Search Console)との連携時にも、FFFTPを利用することができます。
自身のWEBサイトをGoogleサーチコンソールへ登録する際に、途中でWEBサイトの所有権を確認する必要があります。
この画面上で「googlexxxxxxxx.html」をダウンロードします。
「googlexxxxxxxx.html」をFFFTPでサーバーへ接続してアップロードします。
再度、Googleサーチコンソールの画面に戻り「確認」をクリックします。
これで、WEBサイトをGoogleサーチコンソールへの登録が完了します。
最後に
今回は、FFFTPを使ってFTPサーバーへ接続する方法を紹介しました。
このFTPを使ってサーバーへ接続するためのツールがFFFTPで、主にWEB制作の現場で使用されています。
もちろん、WEB制作の現場以外でも利用することができ、使い方を覚えておくと便利です。
FFFTPを使ってサーバーへ接続する際には、当記事を参考にしていただけると幸いです。