
今回は、ChatGPTを使ってホームページを作成する方法を紹介します。
ただ、初心者の方には少しハードルが高い作業にはなります。
ChatGPTを使ったホームページ制作に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
コンテンツ
AIを使ってホームページを作成するメリット・デメリット
まず、ChatGPTをはじめとしたAIでホームページを作成するメリット・デメリットをまとめておきます。
このセクションに興味のない方は、飛ばして次のセクションに移動してください。
→ ChatGPTを使ってホームページを作成する方法
メリット
まずは、メリットから見てみましょう。
- コスト削減
- 制作期間の短縮
- 初心者でも可能
制作期間の短縮
AIに「デザイン」や「HTML・CSSのコーディング」を任せることができます。
制作にかかる時間をかなり大幅に短縮することができ、以前と比べても短い期間でホームページの公開や納品が可能です。
私の場合、小規模なWebサイトであれば1日で作成することができます。

以前は、ホームページ制作に数週間以上はかかっていたので、本当に大幅な期間短縮が可能になりましたね!
コスト削減
AIを利用する一番のメリットが、ホームページ制作にかかる費用の大幅な削減です。
さらに、多くの工程をAIに任せることができ、少ない人員で作業が可能で、人件費を抑えることもできます。
また、Web制作初心者でも少し学習すればホームページを公開でき、外注しなくても公開できます。
初心者でも可能
デザインやHTML・CSSのコーディングをAIに任せることができるため、Web制作初心者でもホームページを公開できます。
ですが、そんなに難しくはありません。
そのため、AIを使用することで誰でもホームページを公開できるようになりました。
デメリット
次は、AIを使用するデメリットをチェックしてみましょう。
- ブランディングを行いにくい
- デザインに限界がある
- 高度な機能実装には不向き
- SEO対策は別途必要
ブランディングを行いにくい
AIを使ったホームページは、平均的なホームページになりやすいです。
そのため、他社ホームページと差別化を図りにくく、ブランディングが難しいです。
デザインに限界がある
AIを用いたホームページ作成において、一番のデメリットがデザインです。
そのため、最新の流行に合わせたデザインや、最先端の洗練されたデザインの作成には不向きです。
もちろん、指示の出し方次第で、ある程度は洗練されたデザインのホームページに仕上げることができます。
ですが、現状では、それも限界があります。
高度な機能実装には不向き
AIだけだと、高度な機能実装が難しい場合が多いです。
そのため、人の手を加える必要があります。
この点は、いずれはAIでも対応できるようになると思いますが、現状では難しいです。
SEO対策は別途必要
AIだけだと、SEO対策が不十分な場合もあります。
ですが、キーワード戦略や検索意図に沿った最適化には人による調整が必要になります。
SEO対策については、AI任せにせず、人間による作業も重要になります。
ホームページの公開に必要な物(初心者向け)
Web制作初心者の方向けに、ホームページの公開に最低限必要な物をまとめておきます。
サーバーとドメイン
ホームページを公開する上で必ず必要となるのが、この2つです。
- レンタルサーバー
- ドメイン
おすすめのレンタルサーバーは、エックスサーバーです。
>> エックスサーバーについて詳しくチェックする
ただ、エックスサーバーは、年間で12,000円程度はかかります。
まずは費用をかけずにホームページを作成したいという方には、無料サーバーもおすすめです。
特に、おすすめなのがシンフリーサーバーです。
無料ドメインも使用できるので、費用をかけずにホームページを公開することができます。
>> シンフリーサーバーについて詳しくチェックする
画像
ホームページを作成する上で、画像がなくても作成はできます。

ですが、非常に安っぽくなり、さらに見にくいホームページとなってしまいます。
例えば、店舗サイトであれば、自身で撮影して利用されるのがおすすめです。
また、Canvaや写真AC(photoAC)であれば、質の高い画像を用意することもできます。
さらに、最近では画像生成AIのサービスも充実しています。
特に人気なのはCanva AIというサービスで、初心者でも比較的使いやすいです。
ChatGPTを使ってホームページを作成する方法
それでは、ChatGPTを使ってホームページを作成する方法を紹介します。
まずは、ChatGPTへアクセスしてください。
→ https://chatgpt.com/
ChatGPTの画面が開くので、ログインしておきます。
ChatGPTへログインすると、このようなプロンプトが表示されます。
このプロンプトに質問や作業内容などを入力していきます。
今回は、試しにカフェのホームページを作成してみます。
このような作業内容をプロンプトに入力して、まずはページ構成を作成してもらいます。
ホームページに必要なページを考えてください。
すると、このようにChatGPTが考えてくれたページ構成が表示されます。
もしChatGPTが提案してくれた内容で気になる点がある場合には、
「ギャラリー(Gallery)」は不要です。
「お問合せ」を追加してください。
などとプロンプトから指示を出してください。
↓
これで問題がなければ、実際にHTMLとCSSを作成してもらいます。
こんな感じでプロンプトから指示を出してみてください。
しばらくすると、ChatGPTがHTMLとCSSを作ってくれます。
このようにHTMLを作成してくれます。
CSSもこのように作成されます。
↓
次にindex.htmlとstyle.cssを作成し、ChatGPTが作成してくれたHTMLとCSSを貼り付けます。
そして、FFFTPなどを使用して、そのままサーバー上(ホームページの公開ディレクトリ)へアップロードします。
↓
それでは、実際にアップロード先のURLへアクセスして、作成されたホームページの画面を確認してみましょう。
ファーストビューはこのようなデザインで作成してくれました。
コンテンツ部分はこのようなデザインになりました。
レイアウト崩れも起こさず綺麗に表示されていますね。
↓
このあとは、作成されたHTMLとCSSの中身を詳しく確認して、画像を設定されている部分を探します。
※画像がホームページ内に設定されていれば、別途用意してサーバー上へアップロードします。
まずは、CSSをチェックしてみましょう。
このように「images/hero.jpg」というパスでファーストビューにメイン画像が設定されています。
サーバー上にimagesディレクトリを作成してhero.jpgという画像を保存します。
これで、再度ホームページへアクセスして、実際にファーストビューを確認してみます。
綺麗に表示されていますね。
つづいて、HTMLのコードを確認してみると、このようにメインコンテンツ部分に画像が設定されています。
これらの画像を作成してサーバー上にアップし、ホームページのコンテンツ部分を確認してみます。
こちらも綺麗に設置されていますね。
ざっくりですが、これでホームページのトップページが完成です。
↓
このあとは、同様の手順でChatGPTに下層ページも作成してもらいましょう。
同じプロンプトを開いたまま、例えば
■メニューページを作成してください。
■店舗情報ページを作成してください。
・
・
と指示を出すと、下層ページも順番に作成していくことができます。

また、今の時代はホームページのレスポンシブ対応は必須です。
スマートフォンで画面を開いて、どのように表示されるかも見てみます。
そこそこ綺麗には表示されています。
ですが、ヘッダー部分のメニューの表示が気になりますね。
この場合は、例えば「スマートフォンではヘッダーのメニューをハンバーガーにして見やすいデザインにして」とChatGPTに再度お願いしてみてください。
ハンバーガーメニューに対応した修正コードを提示してくれます。
※ハンバーガーメニューに対応する場合はJavaScriptのコードも作成されるので、そちらも忘れずに設定してください。
その方が作業をスムーズに進められます。
他にも、例えば、「フッターにもメニューを追加して」「ヘッダーにインスタのリンクを設定して」「インスタのリンクにはWebフォントを使って」など、細かく指示を追加してみてください。
そうすることで、徐々に自分の理想とするホームページに仕上がっていくはずです。
ChatGPTを利用する際のポイント
今ではChatGPTを利用して簡単にホームページを作成できるようになりました。
ですが、以下のような点を意識することで、より自分のイメージしたホームページに仕上げることができます。
- 目的をはっきり伝える
- 具体的な条件や背景を与える
- 段階的にやり取りする
- 複数案を求める
例えば、前のセクションで説明したような指示の出し方だと、少しざっくりとしています。
そのため、以下のような指示の出し方だとより明確になります。
東京都渋谷区宇田川町に若者向けのオシャレなカフェ(店舗名は「渋谷xxxxカフェ」)をオープンするので、集客のためのホームページを作成したいです。
まずは、ホームページに必要なページを考えてください。
他にも、店舗カラーがある場合には、その色を指定することもできます。
また、「SEOに強い内部構造にして」「下層ページにはパンくずを設定して」「構造化データを作成して」「ユーザビリティを意識した作りにして」など、具体的な指示を付け加えることも大切です。

さらに、ChatGPTから最初に上がってきた内容は「たたき台」と考えてください。
あとから何度も修正内容を指示することで、徐々に完成形へと近づけることができます。
最後に
今回は、AI(ChatGPT)を使ってホームページを作成する方法をまとめました。
そのため、以前と比べてかなりホームページ制作のハードルも下がっています。
ChatGPTを使ったホームページ制作に興味をお持ちの方は、参考にしていただけると幸いです。