今回は、ConoHa AI Canvasを契約して「Stable Diffusion」を利用する方法を紹介します。
ConoHa AI Canvasは、最新の「Stable Diffusion XL」を搭載しており、さらにWeb UIとして「AUTOMATIC1111」を採用しています。
Web UIを立ち上げることでブラウザ上で操作することができ、テキストで指示を出すだけで簡単に画像を生成することができます。
画像生成AIを使ってみたい方は、ぜひチェックしてください。
また、ConoHa AI Canvasについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてチェックしてみましょう。
こちらの記事は、プログラミング・WEB制作歴15年以上、ブログ歴10年以上のプログラマーが書いています。
プライベートでも仕事でも多くのレンタルサーバーを利用してきた経験から、サーバーに関する豊富な知識をもとに書いています。
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ConoHa AI Canvasを申し込む方法
まずは、会員登録してConoHaアカウントを作成し、その後にConoHa AI Canvasの申し込みを行いましょう。
※初心者の方向けに、会員登録から詳しく説明します。
※ConoHaアカウントをお持ちの場合には、ログインしてそのまま申し込みを行えます。
ConoHaアカウントの作成は、ConoHa AI Canvasの公式サイトより行います。
>> ConoHa AI Canvasの公式サイト
公式サイトへアクセスすると、「お申し込み」というボタンがあるのでクリックします。
↓
こちらの画面へ移動するので、「メールアドレス」と「パスワード」を設定し「次へ」をクリックします。
※ConoHaアカウントをお持ちの方は、右側「ConoHaアカウントをお持ちの方」よりログインし、申し込みを行ってください。
↓
次に、プラン選択の画面へ移動します。
利用したいプランを選択し、「次へ」をクリックしてください。
↓
次に、「お客様情報入力」の画面へ移動します。
上から順番に各項目を入力し「次へ」をクリックします。
↓
「電話/SMS認証」に移動します。
ここで、「電話番号」を入力し、「SMS認証」または「電話認証」を選択して、次の画面へ移動します。
■電話認証:音声通話により認証コードを取得できます
いずれかの認証ボタンをクリックすると、こちらの認証画面が立ち上がります。
↓
同時に、上記で入力した電話番号に認証コードが送られてきます。
その認証コードを入力して、「送信」をクリックします。
認証に成功すると、次の画面へ進みます。
↓
電話番号認証の後は、支払い方法の設定を行います。
支払い方法を設定したら、画面を下へスクロールしてください。
申し込み内容が表示されているので最終確認を行い、問題がなければ「お申し込みを確定」をクリックしてConoHa AI Canvasの申し込みを完了させます。
↓
これで申込みが完了です。
申し込みが完了すると、ConoHa AI Canvasのコントロールパネルへ移動します。
コントロールパネルを確認すると、上記で申し込んだサービスが追加されているはずです。
ただ、申し込み直後は「構築中」になっているので、構築が完了するまでしばらくお待ちください。
構築が完了したら、実際に申し込んだサービスを使えるようになります。
Stable Diffusionを利用する方法
Stable Diffusionを使って、実際に画像を生成する方法を紹介します。
流れとしては、「Web UIを立ち上げる」→「プロンプトから指示を出画像を生成」→「生成した画像をダウンロード」となります。
まずは、Web UIを立ち上げてみましょう。
↓
Web UIの立ち上げ方
Web UIは、ConoHa AI Canvasのコントロールパネルへアクセスして立ち上げます。
コントロールパネル:https://cp.conoha.jp/AI/Dashboard
↓
コントロールパネルへアクセスすると「WebUI起動」があるので、そちらをクリックするとWeb UIが立ち上がります。
もしくは、「詳細情報」をクリックしてください。
該当サービスの画面が開くので、そちらからWeb UIを立ち上げることができます。
↓
Web UIが立ち上がるので、まずは「ユーザーネーム」と「パスワード」を設定し、「起動」をクリックします。
こちらで設定したユーザーネームとパスワードは後で使用するので、忘れないようにしてください。
↓
Web UIの起動画面が立ち上がります。
Web UIが起動するまで数分かかるので、この状態で少しお待ちください。
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数分待っているとログイン画面が表示されるので、先ほど設定した「ユーザーネーム」と「パスワード」を入力してログインします。
↓
ログインに成功すると、このようなWeb UIが開きます。
プロンプトから指示を出して画像を生成する
Web UIを立ち上げると、プロンプトから指示を出すことで画像を生成することができます。
プロンプトには、ポジティブプロンプト(Positive Prompt)とネガティブプロンプト(Negative Prompt)の2種類があります。
※単にプロンプト(Prompt)という時には、ポジティブプロンプトを指します。
基本は、ポジティブプロンプトを使用して画像の生成を行います。
ですが、不要な要素などがあれば、ネガティブプロンプトに入力することで除去することができます。
それでは、実際に画像を生成してみましょう。
プロンプトに「cute cat, black and brown」と入力して、右側の「Generate」をクリックしてみます。
このように「黒と茶色の可愛い猫」の画像が生成されました。
次は、ネガティブプロンプトも使ってみましょう。
↓
まずは、プロンプトに「cute cat」と入力してみると、このような猫の画像が生成されました。
次に、ネガティブプロンプトに「brown」と入力して「Generate」をクリックすると、茶色の除かれた猫の画像が生成されました。
また、生成する画像のサイズも変更することができます。
Web UIを少し下へスクロールすると「Width(横幅)」と「Height(高さ)」という項目があるので、「1,200×600」に変更してみます。
この状態でプロンプトから指示を出すと、上記で設定したサイズで画像が生成されました。
このような感じで、Web UIを立ち上げることで、誰でも簡単に画像を生成することができます。
ただ、上記で説明した指示は「cute cat」など簡単な内容になっています。
実際には、もっと具体的に指示を出すようにしましょう。
例えば、「笑っている柴犬」の高品質な画像を生成する場合には、「Top quality, cute dog, Shiba Inu, smile」とプロンプトに入力してみます。
このように笑顔の柴犬の画像が生成されました。
実際にWEB制作の現場などで使用する場合には、もっと長い指示を出すこともあります。
また、GeminiやChatGPTなど文章生成AIを使って作成することもできます。
生成した画像をダウンロードする方法
生成した画像は、ダウンロードボタンからダウンロードすることができます。
また、ファイルマネージャーから一括でダウンロードすることもできます。
まず、ConoHa AI Canvasのコントロールパネルへアクセスして、ファイルマネージャーを開きます。
↓
「output」というディレクトリをダブルクリックします。
↓
「txt2img」をダブルクリック
↓
画像を生成した日付のディレクトリをダブルクリック
↓
このように生成した画像が表示されます。
↓
この画面上でダウンロードしたい画像を選択し、ダウンロードをクリックします。
これで、生成した画像をダウンロードすることができます。
ConoHa AI Canvasを解約する方法
ConoHa AI Canvasが不要になった方は、解約予約を行っておきましょう。
解約予約を行っておくことで、利用期限になると解約になります。
まず、ConoHa AI Canvasのコントロールパネルへアクセスしてください。
コントロールパネル:https://cp.conoha.jp/AI/Dashboard
↓
コントロールパネルを開くと、契約中サービスの右上にある「詳細情報」をクリックします。
↓
詳細画面へ移動するので、右上にある「解約予約」というリンクをクリックします。
↓
このような画面が立ち上がるので、本当に解約しても問題なければ「解約予約」をクリックします。
↓
これで解約予約が完了し、「解約取消」という表示に変わりました。
もし、あとで解約をキャンセルしたい場合には、再度上記の「解約取消」のリンクから取り消しを行ってください。
最後に
今回は、ConoHa AI Canvasを契約して話題の画像生成AI「Stable Diffusion」を利用する方法を紹介しました。
ConoHa AI Canvasは、Web UIも搭載されており、初心者の方でも簡単に画像生成AIを利用できる環境を用意できます。
また、最初のうちは、どのようにすればよりリアルな画像を生成できるか、試行錯誤が必要になることもあります。
そのような場合は、ネット上に多くのサンプルが公開されています。
また、GeminiやChatGPTなど文章生成AIを使ってプロンプトを生成することもできます。
画像生成AIを使ってみたい方は、一度Stable Diffusionに挑戦してみましょう。