
今回は、話題の画像生成AI「Stable Diffusion」の始め方を紹介します。
日本国内でも非常に人気があり、ブログのアイキャッチ画像やSNS用の画像作成など、さまざまな用途で活用されています。
ただ、Stable Diffusionを使うには通常、高性能なPCの用意や複雑な環境構築が必要です。
「興味はあるけど、自分にはハードルが高そう…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、ブラウザだけでStable Diffusionが使えるクラウドサービス「ConoHa AI Canvas」です。
もちろん、高性能なPCも専門知識も不要です。
申し込んだその日から画像生成を始められます。
この記事では、ConoHa AI Canvasを使ってStable Diffusionで画像を生成するまでの流れを、初心者の方にも分かりやすく解説します。
ConoHa AI Canvasの料金プランや特徴について詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてチェックしてみましょう。

こちらの記事は、プログラミング・Web制作歴15年以上、ブログ歴10年以上のプログラマーが書いています。
プライベートでも仕事でも多くのレンタルサーバーを利用してきた経験から、サーバーに関する豊富な知識をもとに書いています。
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Stable Diffusionを始めるには?3つの方法を比較
Stable Diffusionを使い始める方法は、大きく分けて3つあります。
それぞれの特徴を簡単に比較してみましょう。
| ①ローカル環境 (自分のPCにインストール) |
②Google Colab等 (無料クラウド) |
③ConoHa AI Canvas (クラウドサービス) |
|
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 15万円~ (GPU搭載PC) |
無料~ | 0円 |
| 月額費用 | 電気代のみ | 無料プランあり (制限多い) |
1,100円/月~ |
| 環境構築 | 必要難 | 毎回必要中 | 不要簡単 |
| PCスペック | 高性能GPU必須 | 不問 | 不問 |
| 自由度 | 非常に高い | 制限あり | 高い (モデル追加・拡張機能OK) |
①ローカル環境:自由度は最高だがハードルが高い
自分のPCにStable Diffusionをインストールして使う方法です。
自由度は最も高いですが、高性能GPU(グラフィックボード)を搭載したPCが必要で、安くても15万円程度の初期投資が必要になります。
また、PythonやGitなどを使った環境構築の知識も求められるため、初心者にはかなりハードルが高い方法です。
②Google Colab等の無料クラウド:手軽だが制限が多い
Google Colabなどのクラウドサービス上でStable Diffusionを動かす方法です。
高性能PCは不要ですが、無料プランではGPUの利用時間に制限があり、セッションが切れるたびに環境を再構築する手間がかかります。
安定して使い続けるには、有料プランへの加入が必要になるケースが多いです。
③ConoHa AI Canvas:初心者に最もおすすめ
ConoHa AI Canvasは、ブラウザ上でStable Diffusionを使える国内のクラウドサービスです。
環境構築が一切不要で、申し込み後すぐにWeb UIから画像生成を始められます。
モデルの追加や拡張機能のインストールにも対応しているので、慣れてきたらローカル環境に近い自由なカスタマイズも可能です。
料金プランや機能の詳細については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ConoHa AI Canvasを申し込む方法
それでは、実際にConoHa AI Canvasを申し込んでStable Diffusionを使えるようにしましょう。
※ConoHaアカウントをお持ちの場合には、ログインしてそのまま申し込みを行えます。
申し込みは、ConoHa AI Canvasの公式サイトから行います。
>> ConoHa AI Canvasの公式サイト![]()
STEP1:アカウントを作成する
公式サイトへアクセスし、「お申し込み」ボタンをクリックします。

↓
「メールアドレス」と「パスワード」を設定し「次へ」をクリックします。
※ConoHaアカウントをお持ちの方は、右側「ConoHaアカウントをお持ちの方」よりログインしてください。

STEP2:プランを選択する
次に、プラン選択の画面へ移動します。

利用したいプランを選択し、「次へ」をクリックしてください。
まずは一番安いエントリープラン(月額1,100円)で試してみるのがおすすめです。
プランはあとから変更できるので、使い方に慣れてから上位プランへの変更を検討しましょう。
各プランの詳細はこちらの記事で比較しています。
STEP3:お客様情報の入力・認証・支払い設定
プランを選択したら、以下の手順で申し込みを完了させます。
- 氏名・住所・電話番号などのお客様情報を入力
- 電話番号によるSMS認証(または電話認証)
- クレジットカード等で支払い方法を設定
お客様情報の入力画面です。上から順に各項目を入力していきましょう。

↓
電話番号を入力して、「SMS認証」または「電話認証」を行います。

■電話認証:音声通話により認証コードを取得できます
↓
支払い方法を設定します。

↓
画面を下へスクロールすると申し込み内容が表示されるので、最終確認を行い「お申し込みを確定」をクリックします。

STEP4:申し込み完了
これで申し込みが完了です。
ConoHa AI Canvasのコントロールパネルへ移動し、申し込んだサービスが追加されていることを確認しましょう。

構築が完了するまでしばらくお待ちください。完了すると、Stable Diffusionの利用を開始できます。
Stable Diffusionで画像を生成する方法
申し込みが完了したら、実際にStable Diffusionで画像を生成してみましょう。
全体の流れは、「Web UIを立ち上げる → プロンプトで指示を出す → 画像を生成」の3ステップです。
Web UIを立ち上げる
まず、ConoHa AI Canvasのコントロールパネルへアクセスします。
コントロールパネル:https://cp.conoha.jp/AI/Dashboard
↓
コントロールパネルを開くと「WebUI起動」ボタンがあるので、クリックしてWeb UIを立ち上げます。

もしくは、「詳細情報」をクリックして、該当サービスの画面からWeb UIを立ち上げることもできます。


↓
Web UIの設定画面が立ち上がるので、「ユーザーネーム」と「パスワード」を設定し「起動」をクリックします。

忘れないようにメモしておきましょう。
↓
Web UIの起動画面が表示されます。起動まで数分かかるので、この状態で少しお待ちください。

↓
数分待つとログイン画面が表示されるので、先ほど設定した「ユーザーネーム」と「パスワード」を入力してログインします。

↓
ログインに成功すると、このようなWeb UIが開きます。

これで画像を生成する準備が整いました。
プロンプトの基本を理解しよう
Stable Diffusionでは、「プロンプト」と呼ばれるテキスト入力欄に、作りたい画像のイメージを英語で指示を出すことで画像を生成します。
Web UIの画面上部に、2つの入力欄があります。

- ポジティブプロンプト(Positive Prompt):生成したい画像の要素を入力する欄
- ネガティブプロンプト(Negative Prompt):生成したくない要素(不要なもの)を入力する欄
プロンプトを書くときの基本ルールを押さえておきましょう。
- 英語で入力する:日本語は使えません。英語が苦手な方は、ChatGPTやGeminiなどの文章生成AIに「○○の画像を生成するプロンプトを英語で作ってください」と頼む方法もあります。
- カンマ区切りで要素を並べる:「cute cat, black and brown, sitting on a sofa」のように、カンマ(,)で区切りながら要素を追加していきます。
- 重要な要素を先に書く:先に書いた要素ほど優先されやすい傾向があります。品質指定(best qualityなど)を先頭に置くのが効果的です。
実際にプロンプトから画像を生成してみよう
では、実際に画像を生成してみましょう。
まず、ポジティブプロンプトに「cute cat, black and brown」と入力して、右側の「Generate」ボタンをクリックしてみます。
すると、このように「黒と茶色のかわいい猫」の画像が生成されました。

テキストで指示を出すだけで画像が作れるので、デザインツールの知識がなくても問題ありません。
ネガティブプロンプトで不要な要素を取り除く
次に、ネガティブプロンプトも使ってみましょう。
まず、ポジティブプロンプトに「cute cat」だけ入力して生成すると、このような猫の画像が生成されました。

↓
次に、ネガティブプロンプトに「brown」と入力して「Generate」をクリックすると、茶色が除かれた猫の画像が生成されました。

このように、ネガティブプロンプトを使えば、生成される画像から不要な要素を除去することができます。
画像のクオリティを上げるために、以下のようなネガティブプロンプトを入れておくのが定番です。
「worst quality, low quality, blurry, deformed」
これにより、低品質・ぼやけた・形の崩れた画像が生成されにくくなります。
画像サイズを変更する
生成する画像のサイズも自由に変更できます。
Web UIを少し下へスクロールすると「Width(横幅)」と「Height(高さ)」の項目があります。
ここを「1,200×600」に変更してみましょう。

この状態でプロンプトから指示を出すと、設定したサイズで画像が生成されます。

ブログのアイキャッチ画像なら横長、SNS用なら正方形など、用途に合わせてサイズを調整しましょう。
より具体的なプロンプトでクオリティを上げるコツ
ここまでは「cute cat」など簡単なプロンプトを使いましたが、実際にはもっと具体的に指示を出すことで、画像のクオリティが大きく変わります。
例えば、「笑っている柴犬」の高品質な画像を生成したい場合は、このように入力してみましょう。
このプロンプトは、以下のような構造になっています。
- 品質指定:Top quality(高品質で生成)
- 主題:cute dog(かわいい犬)
- 詳細:Shiba Inu(柴犬)、smile(笑顔)
このように「品質 → 主題 → 具体的な特徴」の順番で書くのがコツです。
実際に生成してみると、笑顔の柴犬の画像ができました。

プロンプトのサンプルは、Web上に多く公開されています。
「Stable Diffusion プロンプト サンプル」などと検索してみると、参考になる例がたくさん見つかります。
また、ChatGPTやGeminiなどの文章生成AIに「○○な画像を作りたいので、Stable Diffusion用のプロンプトを英語で作ってください」と依頼するのもおすすめの方法です。
生成した画像をダウンロードする方法
生成した画像は、Web UI上のダウンロードボタンから1枚ずつダウンロードできます。

また、ファイルマネージャーから一括でダウンロードすることも可能です。
まず、ConoHa AI Canvasのコントロールパネルへアクセスして、ファイルマネージャーを開きます。

↓
「output」ディレクトリをダブルクリックします。

↓
「txt2img」をダブルクリックします。

↓
画像を生成した日付のディレクトリをダブルクリックします。

↓
生成した画像が一覧で表示されます。

↓
ダウンロードしたい画像を選択し、ダウンロードをクリックすれば完了です。

Stable Diffusionを使う前に知っておきたい5つの注意点
ConoHa AI CanvasでStable Diffusionを使う際に、事前に知っておくと役立つポイントをまとめました。
①プロンプトは事前に用意しておく
ConoHa AI Canvasでは、Web UIが起動している間は利用料金が発生します。
「何を生成しようかな…」と考えながら使っていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
生成したい画像のプロンプトは、Web UIを起動する前にメモ帳などで事前に用意しておくのがおすすめです。
起動後はコピー&ペーストで貼り付けるだけなので、利用時間を大幅に節約できます。
②自動終了タイマーを設定しておく
Web UIには自動終了機能が搭載されています。
一定時間操作がない場合に自動でWeb UIを停止してくれるので、離席時の無駄な課金を防止できます。
最初のうちは、自動終了タイマーを短め(30分程度)に設定しておくと安心です。
③プロンプトは英語入力が必須
Stable Diffusionのプロンプトは、基本的に英語で入力する必要があります。
英語が苦手な方は、日本語で作りたい画像のイメージを考えてから、ChatGPTやGeminiなどの文章生成AIに英語のプロンプトを作ってもらうのがおすすめです。
「夕暮れの海辺で座っている女の子のイラストを作りたいです。Stable Diffusion用のプロンプトを英語で作ってください。」
④同じプロンプトでも毎回違う画像が生成される
Stable Diffusionでは、まったく同じプロンプトを入力しても、毎回異なる画像が生成されます。
これはランダムな「Seed値」が使われているためです。
気に入った画像が生成されたら、すぐにダウンロードしておくことをおすすめします。
あとから同じ画像を再現するのは難しいため、「いい画像ができたらすぐ保存」を習慣にしましょう。
⑤最初は試行錯誤が必要
プロンプトの書き方によって、生成される画像のクオリティは大きく変わります。
最初のうちは思い通りの画像が出ないことも多いですが、プロンプトを少しずつ調整していくことで、徐々にイメージに近い画像が作れるようになります。
Web上にはプロンプトのサンプルが多数公開されているので、まずは他の人のプロンプトを参考にしながら試してみましょう。
ConoHa AI Canvasを解約する方法
ConoHa AI Canvasが不要になった方は、解約予約を行っておきましょう。
解約予約を行っておくことで、利用期限になると解約になります。
まず、ConoHa AI Canvasのコントロールパネルへアクセスしてください。
コントロールパネル:https://cp.conoha.jp/AI/Dashboard
↓
コントロールパネルを開き、契約中サービスの右上にある「詳細情報」をクリックします。

↓
詳細画面の右上にある「解約予約」をクリックします。

↓
確認画面が表示されるので、問題なければ「解約予約」をクリックします。

↓
これで解約予約が完了です。表示が「解約取消」に変わります。

あとで解約をキャンセルしたい場合には、「解約取消」のリンクから取り消しが可能です。
最後に
今回は、ConoHa AI Canvasを使ってStable Diffusionで画像を生成する方法を紹介しました。
Stable Diffusionを始めるにはいくつかの方法がありますが、高性能PCも専門知識も不要で、ブラウザだけで始められるConoHa AI Canvasは、初心者の方に最もおすすめの選択肢です。
最初は試行錯誤が必要ですが、プロンプトのコツをつかめば、思い通りの画像が作れるようになります。
ConoHa AI Canvasの料金プランやメリットデメリット、商用利用に関する詳細は、こちらの記事で解説しています。
>> ConoHa AI Canvasとはどんなサービス?利用料金は?
画像生成AIを使ってみたい方は、ぜひConoHa AI CanvasでStable Diffusionに挑戦してみましょう。







